ワンコと一緒に暮らしているご家庭では、ワンコと一緒に車に乗る機会もありますよね。
病院やトリミングに行くといった短時間のものから、キャンプや旅行などの長時間の移動まで、ご家庭によってさまざまかと思います。
ワンコとのお出かけはとても楽しいですが、車での移動は気をつけないと思わぬ危険につながることも。
少し前にも、走行中の車の窓から大型犬が逃げ出すというニュースもありました。
また、運転中にワンコに気をとられると、命に関わる事故につながる恐れもあります。
うちは大丈夫という慢心が危険につながるかも。
この記事では筆者の経験を踏まえて、ワンコとのドライブを快適に、かつ安全に楽しめるための注意点やおすすめグッズを紹介しています。
ワンコとお出かけした際に「こんなこともあるんだ」と、困った経験も含めて解説させていただきます。
ワンコを飼いはじめて「何を準備すればいいんだろう」という方など、ぜひ参考にしていただければと思います。
この記事の対象読者
・ワンコとのドライブを快適、安全に楽しみたい方
・ワンコとのドライブの注意点、あると便利なグッズを知りたい方
注意点
車酔い対策
ワンコでも車酔いする子は結構います。
筆者の愛犬も、体調などによっては20〜30分程度の移動でも嘔吐してしまったこともありました。
あなたのご家庭でも何度かドライブをしてみて、車酔いしそうな子であれば、病院で酔い止めのお薬をもらうのがオススメです。
当然ですが獣医さんはワンコに詳しく、犬種や身体のサイズに応じて、適切な用量を教えてくれます。
ワンコが車酔いすることを知らない方も多いのですが、嘔吐用の袋を用意するなど、知っているだけで対策できることも多いです。
万が一、嘔吐してしまったときにもパニックにならないように、車のシートカバーを防水仕様のものにするのもオススメです。
カバーがないとシートに汚れが残るかもしれませんよ!
車に乗る直前の食事は控える
車酔いに関しては、乗車前の食事を控えるのも大切です。
人間(特に子ども)と一緒で、車酔いしやすい人がお腹いっぱいの状態で車に乗れば、酔いやすいのはイメージできますよね。
毎日同じ時間にご飯をあげたほうがいいですが、食事の時間を優先して車酔いしてしまっては、ワンコがかわいそうですよね。
お出かけの際はフードは早めにあげる、目的地に到着してからあげるなど、多少時間をずらすのがオススメです。
車内でのお漏らし防止のために、乗車前にオシッコを済ませるのも必須ですね。
行き先の下調べ
大きな公園などに行く際は、下調べが必須です。
というのも、大きな公園でもペットNGのところが意外に多くあります。
筆者も「公園なんだから当然散歩OK」と思って出かけたら「ペットの散歩NG」と大きく書かれていて、困ったことがありました。
大きい公園であれば、HPなどで注意事項が記載されていることも多いので、事前に下調べしておきましょう。
ホテルやキャンプ場などであれば、ペットOKかは皆さんチェックされると思いますが、意外にペットNGという場所もあるので、お出かけのときは要注意です。
窓を大きく開けるのは要注意
少し前にニュースになったのが、大型犬が走行中の車の窓から逃げ出したというもの。
窓を開けて風があたったほうが、ワンコも気持ちよさそうで車酔い対策にもなりそうですが、開けすぎは要注意です。
ニュースになったのは大型犬でしたが、小型犬でやんちゃな子であれば、少しの隙間でも逃げ出してしまう恐れもありますよね。
車内を自由にさせること自体、運転の危険につながる恐れがあるため、ある程度動ける範囲を定めるためのワンコ用のシートベルトを利用するなどがオススメです。
シートベルトで飛び出せないようにしていれば、多少窓を開けていても安心ですね。
必須アイテム
シートカバー
先に述べた車酔いによる嘔吐だけでなく、車内でのお漏らし対策としても、シートカバーは防水のものが必須です。
シート上だけでなく、オシッコが垂れてきた際にも安心な、大きめサイズのものもたくさん販売されています。
防水のカバーなら安心感が全然違います!
筆者が使用しているのは下の商品。
足元までしっかりとカバーしてくれるため、ワンコのオシッコだけでなく、大雨の日のシート汚れの防止にもなります。
左右のマジックテープで座席に固定できるため、乗るたびにカバーがずれて、余計なストレスがかかることもありません。
工夫してほしかった点としては、カバー中央に穴などがないため、シートベルトのバックルごと覆ってしまうこと。
穴があると、そこからオシッコが漏れてしまうからかもしれませんが、普段使いには不便です。
筆者の家庭では、自分で穴をあけ、穴周囲を布で強化して使っています。
防水のシートカバーを使っていることで、万が一、車内でオシッコしてしまっても大丈夫なので、長時間のドライブも安心です。
助手席用など、ペット用のシートカバーはさまざまなものが展開されているので、ご自身の好みや使い勝手にあったものが見つかるはずです。
シートベルト
事故にあったときだけでなく、事故にならないためにも大切なのがワンコ用のシートベルト。
シートベルトをつけずにワンコが車内を自由に動き回れる状態だと、ドライバーさんも運転に集中できず、思わぬ事故につながりかねません。
また、シートベルトをしていなければ、事故のときにワンコだけが大ケガするかもしれませんよね。
筆者が愛用しているシートベルトは下の商品。
ワンコのハーネスや首輪とシートベルトのバックルをつなぐもので、筆者の家庭では後部座席のシートベルトの一つに付けっぱなしにしています。
付けっぱなしにしておけば、紛失する恐れもありません。
後部座席の真ん中のバックルにつないでも、左右の窓までは自由に動けるくらいの長さはあるので、ワンコにとってもそこまでのストレスにはならないはず。
もちろん助手席でも取りつけ可能ですし、長さも調整できます。
かわいいからという人間の都合でシートベルトを使わないのはNGですよね。
ペットは法律上は物扱いで、着席位置の指定やシートベルト着用の義務はありません。
ですが、あなた自身の安全な運転やワンコの命のためにも、ワンコ用のシートベルトは必須です。
クレート
車内で落ち着きがなく、あなた自身が運転に集中できないというワンコであれば、クレートを利用する方法もあります。
車に乗るときの居場所が決まっていることは、ワンコにとって落ち着ける方法の一つ。
普段からクレートを使っているワンコであれば、安心できる場所のはずなので、オススメの方法です。
足元のスペースにクレートが収まるようであれば、足元に置いてあげるのが、事故の際にも安心でしょう。
足元のスペースに入らないようであれば、座席上になりますが、前述のシートベルトを利用し、クレートをシートベルトでつないであげれば、万が一のときにもある程度は安心かと思います。
クレートが安心できる場所になれば、普段の生活でも便利になります。
普段はクレートを使わないというご家庭であっても、何度か使えば慣れて安心できる場所になるでしょう。
クレートのなかで寝てくれれば、車酔いにもならないですし、一石二鳥ですね。
おわりに
ワンコとの車でのお出かけは、あなたやご家族だけでなく、ワンコにとっても楽しみの一つ。
どうせお出かけするなら、快適、安全にドライブを楽しみたいですよね。
今回紹介した注意点やグッズを参考にしていただければ、ワンコとのお出かけがより楽しくなり、思わぬトラブルに見舞われることも確実に減ります。
一番大切なのはワンコにとっての安全を確保すること。
お互いにとって安全に、快適に新しい場所にお出かけして、家族の幸せな思い出をたくさん作っていきましょう。