お金を貯めたい人にも使いたい人にもオススメの本「お金の大学」

本、映画
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ロア
ロア

いきなりですけど、毎月払ってる社会保険料がどう使われるかって理解してますか?

Bさん
Bさん

給料から毎月数万円ひかれてるけど、詳しくは知らないかも‥‥。

ロア
ロア

じゃあ自分で加入した民間の保険はなんで入ってるの?社会保険とは何が違うんでしょう?

Bさん
Bさん

もしも重い病気になったり、万が一のことがあった時のために入ってるんだけど‥‥。

こんな感じで社会保険料などは、自分で稼いだ給料から毎月数万も天引きされているにも関わらず、それが何に使われるかは把握されていない方も多いのでは?
そして、何ができるかわからないから本来加入する必要のない民間の保険に入っている方も多いかと思います。

この記事では、そのようなお金に関する知識を身につけるために読むべき本「本当の自由を手に入れる お金の大学」について紹介しています。

お金を貯めるのが好きな人でも使うのが好きな人でも、無駄な支出を減らせるのはメリットしかありませんよね。
本書は項目ごとにイラストを多く使った対話形式で進められていくので、本を読み慣れていないという方にもオススメの一冊です。

経済的自由を手に入れるための一冊

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本書「本当の自由を手に入れる お金の大学」は、朝日新聞出版から2020年6月に出版され、2022年4月現在までに販売部数100万部を超えるベストセラーです。

実際に読んでみて、本書が売れている理由は大きく2つあると感じました。
 ・イラストを多用した対話形式で誰でも読みやすい
 ・学校教育で教えてくれないお金の入門書としてわかりやすい

日本の義務教育では保険や投資のことなんかは教えてもらえませんからね。
2022年4月から高校教育でようやく金融教育(金融商品による資産形成という視点)が取り入れられることとなりましたが、定着するにはまだまだ時間がかかるでしょう。

ロア
ロア

どのような先生が教育にあたってくれるのかも、子を持つ親としては気になりますね。

本書は一般的な妻子持ちサラリーマン(リーマンくん)を相手に、著者である両学長が、経済的な自由を手に入れ、人生を豊かにするための指導をしていくようなストーリーです。
本書の中での経済的自由とは、生活費を資産所得だけで賄える状態を指しています。

ロア
ロア

自分に資産なんかないし、という方も資産形成のために一度読んでみるのをオススメします。

リーマンくんは一般的なサラリーマンの代表みたいなキャラなので、読者の方々も入り込みやすい構成となっています。
普段は本を読まないという人でも、漫画のようにスラスラと読めて内容もわかりやすいので、とてもオススメの一冊です。

ロア
ロア

私も日帰り出張の移動時間で読めてしまえました。

経済的自由を手に入れるための5つの力

貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う

本書では、経済的な自由を手に入れるために「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」という5つの力を身につける必要があるとし、それぞれの力に対して1章ごとに解説されています。

自身の支出のどの部分を見直せば貯める力を身につけられるか、どのようなことで稼ぐ(収入を増やす)ことができ、その収入をどのように使えば増やすことができるかを、イラストなどを使いながら、かなりわかりやすく書かれています。

特に注力したい3つの力

本書では、5つの力のうち、特に「貯める」、「稼ぐ」、「増やす」の3つの力について多くのページが割かれています。
「守る」、「使う」といった点も当然、上記3つの力と同様に重要とは謳われています。
ですが、実際には3つの力である程度の経済的自由を手にできた人向けの項目となるため、これら2つの力についてはページ数が少なく収められている印象です。

「貯める」では、保険などを中心に「本当にお金をかける必要があるのは何か、お金をかける必要がないのは何か」を教えてくれます。
保険料や通信費などは毎月数千円から数万円の支払いになるので、その支出を削減できれば、年間だとかなりの額になりますよね。
身近な部分から取りくめるため、誰でも簡単に始めることができる項目です。

ちなみに「稼ぐ」の項目になると、本業以外の副業がオススメされています。
これは正直多くの人にとってハードルが高いように感じます。
ですが、簡単に始められる副業や、収益化できるまでの難易度なども解説されていますので、「あぁ、こうゆう副業もあるのね」と知るだけでも勉強になるかもしれません。

「増やす」になると、投資などの話題がメイン。
「貯める」で現在の収入から自由に使えるお金を生み、「稼ぐ」で自由に使えるお金をさらに生み、それらのお金を使ってどのように増やすか、ということが紹介されています。
投資に関しても、様々な方法が紹介されていて、今まであまり興味のなかった方への入門書としてはかなりわかりやすいです。

簡単に取りかかれる項目から解説

本書で重要度が高い反面、簡単なところから取りくめるのが「貯める力」。

例えば現在、ソフトバンクやドコモ、auなどの大手携帯会社のスマホを使用されている方は、そのメリットが必要なのでしょうか。

ロア
ロア

格安携帯じゃダメなんですか?

携帯電話に関しては、格安携帯と大手メーカーとの明確な違いを把握せず、性能上必要もないのに大手メーカーを使い続けている方も多いのではないでしょうか。
私自身も簡単に月数万円の支出を減らせると思い、数年前から格安携帯を使っていますが、何の不便も感じていません。

携帯の契約会社やプランの見直し、加入している保険の見直しなど、劇的な生活の変化ではなく、簡単に取りかかれるところから解説されています。
貯める力の方針としては、あくまで生活水準は落とさずに、無駄な支出を減らしていくことで、お金を貯められるようにするということです。

重い腰さえあげれば1日や数日の取りくみで、毎月の支出を数千円から数万円減らすこともかなり現実的なため、実効性の高い内容を取りいれるだけでも本書の価値はあるように感じます。

お金のしくみを知るうえで読むべき一冊

冒頭でも触れたように、自身の給料から天引きされている社会保険料が何に使えるのか、何のためにひかれているのかを十分に理解していない方も多いのではないでしょうか。
本書では、お金に関して当たり前のことと感じ、結果的に無頓着になっている部分に対して、わかりやすく説明してくれています。

例えば、給料から天引きされている社会保険料を節約することは困難ですよね。
であればその内容を理解し、民間で入るべき保険を整理しようといった、お金のしくみを理解した上での生活費の見直し術などが解説されています。

このように、世の中のお金のしくみに無頓着な方、それゆえに無駄に支出しているかもとお感じの方であれば、本書でお金の基本的な流れを知るだけでも十分に本書を読む価値があります。
タイトルが「お金の大学」とあるように、お金のことを知るための教科書としてぜひ読んでみてほしい一冊です。

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読む上での注意点

本書は対話形式で非常に読みやすいため、保険や投資に関する予備知識を持たない人でもスラスラと読めてしまいます。
そのため、本書での説明をすべて鵜呑みにして、そのとおりに実行しようとされる方も多いのではないかと感じます。

ロア
ロア

鵜呑みにしたくなるほど、わかりやすく書かれているんですよね。

ですが、読者の皆様の置かれている環境は人それぞれのはず。
家族構成も違えば、年収や住環境なども違います。

また、投資に関しては著者のオススメなどが紹介されていますが、投資に関して必ず想定しているだけの利益がでるかは誰にもわからないはずです。
あくまで著者のオススメであり、利益を保証するものではないということに注意が必要です。

本書はこれらの知識を習得するためのきっかけとして位置づけるのがいいでしょう。
ここからさらに別の書籍を読んで知識を深めるもよし、本書の内容に納得した上で実行に移すもよしという感じです。

重要なのは、本書を読んだことをきっかけに、経済的な満足を得られるように実行に移すことです。
「保険を見直してみよう」、「他の書籍も読んで勉強してみよう」などの気持ちを持つ足がかりとして、本書はかなりオススメできる書籍です。

おわりに

書籍「本当の自由を手に入れる お金の大学」は、自身のお金の使い方などを考え直すきっかけとなる一冊です。
そもそも、ご自身が稼いだ給料から何が天引きされているか、ひかれたお金は何に使われるのかを理解していない、もしくは無頓着な方も多いのではないでしょうか。

あなたの生活を豊かにするには、今の収入の使い道を見直すだけで、自由に使えるお金がかなり増えるはずです。
劇的に生活を変える必要はなく、まずは簡単なところから始める、そのためのきっかけとしてぜひ本書を手にとってみてはいかがでしょうか。

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