子供のことがより大切になる!親が読むべき絵本おすすめ3選!

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我が家には女の子が二人いることに加え、妻が保育士をしていることもあり、家にはたくさんの絵本があります。
また、図書館で絵本を借りることもあり、これまでに様々な絵本に目を通してきました。

子供は絵本の様々な、なんでもありな世界観に惹かれ、ほんの数分で読める世界に魅了されます。

そんな絵本の中には、子供が楽しむものばかりではなく、親のほうが感動したり、そもそも親に向けて描かれているものも多くあります。
大切なことを再認識させられたり、子供のことをもっと考えてあげようと思わされる作品たちです。

本稿では、ちいさなお子さんのいる親御さんにぜひ読んでほしいと思う絵本を3つ紹介いたします。
今後の絵本選びの参考にしていただければと思います。

□本稿の対象読者
・子供との時間をもっと大切なものにしたい親御さん
・子供も親も楽しめる絵本をお探しの方

ちいさなあなたへ

一つ目の作品は、主婦の友社より出版されている「ちいさなあなたへ」
本作は、子供が生まれてから成長していく姿を、親の目線で描いている作品です。

赤ちゃんが生まれ、赤ちゃんから子供になり、大きくなるにつれて楽しいことや辛いことを経験する。
自立して親元を離れていく。
そしてその子も赤ちゃんを授かり、おばあちゃんになっていく。
そのような人生のふとした時に、私のことを思い出してね、といったストーリーです。

私は長女が3歳くらいのときに初めて読みましたが、涙が止まりませんでした
それ以降、何度も読んでいますが、読むたびにぐっとこらえないと涙が出てきます。

子供と生活する今の時間を大切にしようと感じさせてくれる作品です。
絵本の中では女の子の絵で描かれていますので、女の子のいるご家庭は特に感情移入しやすいと思います。

はやくはやくっていわないで

二つ目の作品は、ミシマ社より出版されている「はやくはやくっていわないで」
本作は、表紙にも描かれている船を主人公にし、航海をしていくイメージで描かれています。

この船が訴えているのは、「ひとりひとり個性は違う」、「みんな自分のスピードがある」、「言えない気持ちだってある」といったメッセージです。
ちいさなお子さんのいる家庭では、子供に対して「早く食べなさい」とか「さっさと着替えなさい」とか、子供のスピードにイライラし、催促してしまうことも多いかと思います。
でも、子供自身のスピードでやろうとしていることを大人の解釈で催促してしまうのは本当にいいことなのか、と考えさせられます。

この本は、私の妻が職場の保育園で読み、勧めてくれました。
大人のスピードで生活を進めようとすることに対して、戒められる内容となっています。
ふとした時に読んで、気持ちを改めるのにも良いかもしれません。

ちなみに我が家の長女は現在小学生。
保育園の頃は「なかなかご飯を食べない」ということで夫婦2人、よく困っていました。
ですが小学生になるとご飯をバクバク食べるようになり、そんな悩みはなくなりました。
子供は自分のペースで成長していっているので、親御さんはこの絵本を読んで気持ちを落ち着かせ、ゆっくりと見守ってあげてほしいなと思います。

ちょっとだけ

三つ目の作品は、福音館書店より出版されている「ちょっとだけ」
赤ちゃんが生まれて寂しい思いをしているお姉ちゃんが主人公で、2人目以降のお子さんが生まれたご家庭にはぜひ読んでいただきたい作品です。

本作では、お姉ちゃんがお母さんに何か手伝ってもらおうとした時に、お母さんは赤ちゃんのお世話をしているため、お姉ちゃんがいろいろなことを自分で頑張ってみる様子が描かれています。
寂しい思いをこらえながら、お母さんに迷惑をかけまいとする姿にはジーンときます。
最後は、赤ちゃんがお昼寝をしている間にお母さんに甘えることができる穏やかなシーンで締めくくられています。

下の子が生まれると、特に小さい間はどうしてもかかりっきりになってしまい、上の子にかまう時間が少なくなってしまいます。
またそのような時間だけでなく、上の子が感じ取る親からの愛情も少なくなってしまいかねません。
お兄ちゃん、お姉ちゃんの自尊心を傷つけないためにも、兄弟、姉妹、分け隔てなく愛情を注いであげようと再認識させられる作品です。

私は子供たちにこの本を読んだときは長女をぎゅっと抱きしめたくなります。
兄弟、姉妹はどこにいっても下の子がかわいがられがちですので、親はお兄ちゃん、お姉ちゃんにしっかりと愛情を注いであげたいものですね。

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

父親になり絵本を読む機会が増え、絵本の世界って本当に広いんだなと感じる日々が続いています。
数ページの絵本で涙が止まらなかったり、大切なことに気づかされたりと、驚かされることも多いです。

漫画やドラマ、映画のように長編のストーリーでないにもかかわらず、人を感動させることができる絵本の力ってすごいなと思います。

普段の仕事や子育てで疲れやストレスが溜まっている親御さんには、今回紹介した絵本を読むことで、穏やかな気持ちになっていただけると幸いです。







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