クラークスワラビーのサイズ感を写真解説!失敗しないサイズ選び

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根強い人気を誇るクラークス(Clarks)のワラビー(Wallabee)。
かわいらしさのあるデザインと使い勝手のよさから、気になっている方も多いのでは。
メンズ、レディースともに展開されていて、夫婦やカップルでお揃いで履くのにもおすすめの一足です。

昨今、空前のスニーカーブームが続いていますが、スニーカーブームが落ち着くころに人気が出るのがワラビー。
これまでの歴史をみても、「そろそろスニーカーじゃない靴が履きたいけど、あまり堅苦しいのはイヤ」という方々に人気が出てきたシューズです。

一方でその価格は定価だと25,300円(税込)からと、決してリーズナブルではありません。
そのため、ハイカット、ローカットのデザインやカラーの選択だけでなく、もちろんサイズ選びもミスりたくないですよね。

筆者はクラークスのワラビーを愛用しており、サイズ違い、色違いの2足を所有しています。
そこでこの記事では、サイズ違いの実際の写真を交えて、クラークスワラビーのサイズ感を解説しています。
クラークスの靴であればデザートブーツなどでもサイズ感は大きくかわらないため、これからクラークスの靴を購入しようとお考えの方の参考になれば幸いです。

この記事の対象読者

・クラークスのワラビーが気になってる方
・ワラビーのサイズ感や特徴を知りたい方
・ワラビーってデメリットはないの?と気になる方
・スニーカー以外で気軽にオシャレを楽しめる靴をお探しの方

クラークスのワラビーとは

50年以上前に誕生

クラークスは1825年にイギリスで設立された約200年の歴史をもつ老舗シューブランドです。

ロア
ロア

クラークス自体は日本の江戸時代頃から続く老舗ですね。

今回紹介するワラビーは1966年に発売され、日本に輸入されるようになったのは5年後の1971年。
母国イギリスのみならず、日本を含む世界中で50年以上にわたり愛されているモデルになります。

中敷には「CLARKS ORIGINALS」の文字

名前の由来はカンガルーの仲間

ワラビーという名前を聞いて、カンガルーの仲間を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実際にこのシューズの名前の由来もそこにあります。

カンガルーの小型有袋類ワラビーから命名されました。
子供をお腹の袋に入れて大事に育てるように足を優しく包み込むような一足で、履いていてとても気持ちのいいシューズです。

Clarks公式サイトより引用

やわらかい一枚革で仕立てられたシューズに包み込まれる感じ、実際に履いてみると名前の由来にも納得。

柔らかい一枚革で仕立てられています

ソールはクレープソール

ソール(靴底)は天然ゴムを使用したクレープソールと呼ばれるもの。
天然ゴム特有のやわらかさが特徴で、一般的な革靴に使用されるレザーソールやゴムソール(ラバーソール)とは違ったはき心地が楽しめます。

クレープソールには以下のメリット、デメリットがありますが、個人的にはメリットのほうが格段に大きいと感じています。

クレープソールのメリット
・やわらかいはき心地
・クッション性抜群で疲れにくい
・グリップもバツグンで滑らない
・雨に強い
・修理可能

クレープソールははき心地や使い勝手といった面でのメリットがたくさんあります。
厚みのあるゴムソールなので、クッション性に優れ、長時間歩いても疲れにくいです。

ロア
ロア

それでいて重さや硬さは気になりません。

またゴムソールなのでグリップが効き、雨で滑らず、濡れたあとの手入れも不要といったメリットもあります。
加えて、ゴムがすり減っても継ぎ足すことで修理でき、長く履き続けることができます。
サスティナビリティ(持続可能性)が叫ばれる現在、クラークスもサスティナビリティの取り組みに注力しており、1つのものを長く使い続けられるというのは重要なポイントですよね。

クレープソールのデメリット
・熱に弱く、炎天下だと溶ける恐れあり
・ゴミなどがつき、汚れやすい
・多少は硬化することも

一方のデメリットもゴムの素材に起因するもの。
ゴムソール全般に言えることですが、レザーソールに対して熱に弱く、真夏のマンホールなんかの上を歩くとゴムが溶けてペタペタとする感じがあります。

またゴムが溶けたあとだとゴミやホコリがつきやすく、汚れやすくなります。
白系のクレープソールだと特に汚れが目立ちます。

白地のソールは汚れが少し目立ちやすい

ゴムソールなので、履き続けるとゴムが硬化するとも言われていますが、筆者自身は長年履いていてもその点で気になったことはないので、大きな問題ではないかなと思っています。

ハイカットとローカット

フォルムはハイカットとローカットが展開されています。

下の画像は足首まですっぽり入るハイカット
ショート丈のパンツやワイドパンツなどによく合います。
反対にスリムなパンツに合わせるとシューズにパンツの裾がかぶってしまうため、パンツの裾がキレイにおさまらずに不恰好になることも。

一方、下のモデルはくるぶしまでの高さのローカットタイプ。
スリムなパンツやスラックスに合わせてもおさまりがよく、ワイドパンツなどでも靴下がチラ見えしておしゃれを楽しめます。

見た目の好みはもちろんですが、ご自身の服装も考えてハイカットかローカットかを選ばれることをおすすめします。

カラーが豊富

カラーがとても豊富なのも特徴のひとつ。

下の画像にあるように定番のブラックやブラウン、ベージュだけでなく、ホワイト、オレンジ、イエローなど様々なカラーバリエーションが展開されています。
ブラウンだけでも色味の違う複数のモデルがあり、またレオパード柄のものなども販売されています。

ブラックやブラウンなどの定番カラーはスエードとスムースレザーなど、革の質感が異なるものも展開されています。
ご自身の好みや使いやすさなど、こだわりの商品が探せるのがいいですね。

サイズ感解説

ここからは、実際に履いてみてのワラビーのサイズ感や重さについて解説していきます。
ちなみに筆者は細身のパンツも履くため、ローカットタイプを愛用しています。

スニーカーより小さめがおすすめ

サイズに関しては、普段の靴よりも少し小さめを選ぶことをおすすめします。
これは、履いているうちに革が伸びることに加え、クラークスの靴が若干大きめと言われているからです。

筆者は普段、スニーカー(コンバースのオールスターやアディダスのスーパースターなど)だと27.5〜28.0cm、革靴だと27.0cmを履いています。
ワラビーだと27.5cm(ブラウン)と26.5cm(ブラック)を所有していますが、26.5cmがかなりいい感じ。

当初、店頭で26.5cmを試着したときには「少しきついかな」と思いましたが、数回履いているうちに革が伸び、今ではまったく窮屈さはありません。
靴紐をしっかり締めて指1本入らない程度のサイズ感で、足にフィットする感覚です。

26.5cmで指1本入らない程度
26.5cmはUK表記で8、US表記で9

反対にスニーカーと同じ27.5cmだと、靴紐をしっかり締めても指1本がすっぽり入り、かなりゆるさを感じます。
ゆるめがお好みの方や冬にかなり厚手の靴下を履くという方であればいいかもしれませんが、歩きやすさを考えるとスニーカーと同じサイズを選ぶのはおすすめできません。

スニーカーと同じサイズ(27.5cm)だとかなりゆるめ
27.5cmはUK表記で9ハーフ、US表記で10ハーフ

スニーカーをベースに考えると、ゆるめに履きたい方でハーフサイズ、ジャストサイズで履きたい方で1サイズ下げられるのがおすすめです。
ちなみに1サイズ小さめを購入し、「小さすぎた!」と感じた場合も大丈夫。
「ワラビーの革は伸びる」とよく言われ、実際、履いているうちに少し伸びますが、シューツリー(シューキーパー)を使えばさらに伸びます。

シューツリー(シューキーパー)は靴の型崩れを防ぐためのものですが、少し大きめのサイズを選べば、靴を履いていない間にも少し革が伸びてくれます。
「ジャストサイズで履きたいけど1サイズ小さいのは少し不安に感じる」という方は、このような方法も覚えておくと、後悔なくサイズを選べるかと思います。

幅は普通

ワラビーの靴の幅に関しては、標準的な幅とされています。
筆者は以前、レザーシューズの専門店で足型をみていただいたところ、少し幅広で甲も高いと言われましたが、革が伸びたこともあってか、特に窮屈さは感じません。

公式サイトでも靴幅は「2E(普通)」と紹介されています。
なお、一般的にEが少し細め、3E、4Eだと広めの幅と言われています。

重さは気にならない

結構厚みのあるクレープソールが特徴的なため、「重たいんじゃないの?」という印象をお持ちの方もおられるかもしれませんが、履いてみると重さは気になりません。

レザーの種類にもよりますが、公式サイトの紹介ではローカットで373〜480g、ハイカットで516gと紹介されていますが、筆者が所有しているブラックスエードを実際に測ってみると片足で約500g。
ちなみにアディダスのスーパースターも測ってみると片足で420gと、スニーカーに比べて極端に重さが増すようなことはありません。

こんな方におすすめ

スニーカーに飽きてきた人

クラークスのワラビーは、カジュアルなデザインとやわらかな質感から、たまにはスニーカー以外の靴も履きたいという方にとてもオススメ。
昨今のスニーカーブームも相まって「最近はスニーカーばかり履いているけど、そろそろ違う靴も履きたいな」という方も多いのではないでしょうか。

ワラビーはスニーカーにはない上品さがあるものの、革靴ほど堅苦しい感じはないですよね。
そのため、革靴に少し抵抗のある方でもチャレンジしやすく、一方、そのシンプルでカジュアルな印象から、普段スニーカーに合わせた服装をしている方でも取り入れやすい一足です。

硬い革靴が苦手な人

「革靴はおしゃれだけど革が硬いのがちょっと….」という方にもオススメ。

ここまでにも紹介したように、クラークスの靴はスエードでもスムースレザーでも非常に柔らかい質感に仕上げられています。
そのため、革靴が馴染むまでの硬い感じが苦手という方でも、購入当初からすんなり履くことができます。

子どもと出かけるときもおしゃれしたい人

子育て世代の方であれば、「革靴だとキズがつかないか気になって、子どもといるときはスニーカーばかり」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方にはクラークスのスエードモデルがオススメ。

スムースレザーよりもキズがつきにくく、多少子どもに踏まれてもブラッシングすれば問題なし。
筆者も「子どもと一緒だけど少しオシャレしたいな」というときによく利用します。
「子どもと出かけるときもオシャレしたい、少し上品なファッションをしたい」という方にとっても使い勝手バツグンです。

なお、ワラビーはメンズ、レディースともに展開されているため、夫婦おそろいで履くのにもおすすめですよ!

通販サイトでおトクに購入できることも

冒頭に紹介したように、ワラビーの定価は25,300円(税込)からです。
多くの人にとって手の届かない価格ではないものの、購入を即決できる金額でもないかと思います。

そんな方であれば、楽天などの通販サイトで定価よりもおトクに購入できることも多いのでチェックされてみてはいかがでしょうか。
おすすめは楽天とYahooショッピング。
並行輸入品が取り扱われており、定価より1万円近くリーズナブルに購入できる商品を見つけれることもあります。

並行輸入品は、国内の正規輸入品と仕様が異なる場合や、正規店の修理などを受けられない場合があるなどのデメリットもあります。
ですが、ソールの修理などは正規店でなくとも可能で、画像などで商品を気に入ったのであれば、そこまで大きなデメリットはないのではないでしょうか。

デメリットを強いてあげるなら

ここまでワラビーのおすすめポイントを紹介してきましたが、強いてデメリットをあげれば以下の2点くらいでしょうか。

・クレープソールが熱に強くないこと
決してリーズナブルではないこと

先にも述べたとおり、ワラビーのソールは天然ゴムを使用したクレープソールで、炎天下などの熱には決して強くないとされています。
炎天下の鉄板のように熱されたマンホールの上などであれば、少し溶けてしまう恐れがあります。

ですが、あえてマンホールの上ばかりを歩いたりしなければ問題なく、長年愛用している筆者も「ソール溶けてるなぁ」と感じたことはありません。
そこまで無茶な使い方をしなければ、この点は大きな問題にはなりません。

また、価格面が決してリーズナブルではないという点も、はき心地や使い勝手を考えると十分にその価値があると言えます。
年齢を問わず長く使い続けることのできるデザインということもあり、むしろ価格以上の価値があるとさえ言えるので、この点も強いていえばという程度です。

おわりに

クラークスのワラビーは、シンプルながらおしゃれ感をカンタンにアップできるシューズじゃないかなと思います。
普段からレザーシューズを履く方はもちろん、スニーカーを履くことが多い方でも取り入れやすい一足です。
ワラビーが気になっている方は購入すれば毎日の暮らしが少しハッピーになること間違いなしです。

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