コスパの良いレザーシューズということでスタイリストの方などでも勧める方の多い「Berwick 1707」(以下、バーウィック)。
高品質なレザーを使ったレザーシューズを履きたい一方で、オールデンなどの有名ブランドだと7万円や8万円はザラ。
ものによっては10万円をこえるものも多く「なかなか手が出せない」と断念してしまう方もおられるのが現実ではないでしょうか
そんな方にオススメなのがスペイン発のレザーシューズ「バーウィック(Berwick1707)」。
良質なレザーと高品質な製法でありながら、3万円前後で購入できるということで近年注目されています。
この記事では筆者が愛用しているバーウィックの「ウイングチップ 4550」の写真を交えながら品質やサイズ感について紹介しています。
バーウィックが気になっている方やコスパの良いおしゃれなレザーシューズをお探しの方の参考になれば幸いです。
この記事の対象読者
・高品質でコスパに優れた革靴をお探しの方
・バーウィックの革靴が気になっている方
・バーウィックの品質やサイズ感が気になる方
Berwick 1707とは
バーウィックはエルメスなどのハイブランドも御用達のフランス デュプイ社のレザーを使うなど、その品質とリーズナブルな価格帯から「コスパ最強」とも言われています。
「コスパ最強」と言われる理由については、以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
創業は1991年
バーウィックはスペインで1991年に生まれたレザーシューズブランドです。
ブランド名の「1707」は創業年ではありません。創業は30年ほど前です。
以下は、ホームページからの引用です。
『2世紀にわたり革靴の名産地として名を馳せるスペイン南東部のアルマンサにて「Berwick1707」は産声を上げる。
ブランドネームはこの地で1707年に起きたスペイン継承戦争の一つ“アルマンサの戦い”で功績を挙げ、その名をヨーロッパ中に広めたBerwick公爵を称えたもの。
現地の人々にとって誇りとも言うべき英雄の名を冠することで、スペインらしい確かな物作りを表現し続けている。』『「Berwick1707」のレザーシューズはすべて職人の手仕事によって生み出される。
その卓越した腕を持つ職人だけが成せるグッドイヤーウェルト製法を取り入れ、一つひとつのクオリティを限界まで高めているのも特筆すべき点。
工芸品にも通じるシューズは見た目の美しさだけでなく、足を通すことで初めて実感できる快適な履き心地も追求している。』
このとおり、ブランド名は過去の戦争で功績を挙げた公爵の名とその戦争の年代からとったもの。
ブランド名に「1707」って付けるのは勘違いする方も多いでしょうし「それどうなん?」という気もしますが、この土地の英雄へのリスペクトを込めたものですね。
豊富なデザイン
バーウィックでは様々な種類の革靴が取り扱われています。
本稿で紹介しているウイングチップに関しても、ロングウイングチップ(ウイングチップの装飾がかかとの方まで伸びているもの)、ショートウイングチップ(装飾が足の側面で止まっているもの)があります。
ビジネスで使いやすいストレートチップやプレーントゥ、デザインに特徴のあるモンクシューズ、ローファーやハイカットのブーツも製造、販売されています。
どのデザインでもカラー展開も豊富で、ブラウンでもライトブラウンやダークブラウンなど、色味の異なるものが揃えられています。
きっとお気に入りの一足が見つかるのではないでしょうか。
↓↓↓公私両面で使いやすいコインローファー
↓↓↓ビジネスや冠婚葬祭に最適!ストレートチップ
↓↓↓クールなサイドゴアブーツも!
また革靴だけでなくスニーカーも製造、販売されています。
スニーカーはスエードやレザーを使用したシンプルで普段使いしやすいデザインが取り揃えられています。
↓↓↓使い勝手バツグンのレザースニーカー!
価格は2万5千円前後から
バーウィックの価格は主要なもので2万5千円前後から4万円前後となっています。
ただし、楽天などの通販サイトであれば、2万円前後で購入できる商品も複数あります。
愛用している筆者からすると「この品質でこの価格なら最高!」です!
トリッカーズやオールデンに比べると価格はかなりおさえられていますので「そこまでの高価な商品には手を出せない」という方にとっては非常におすすめです。
ちなみにオールデンなんかは個体差で製法があらく見えるものもありますが、それに比べるとバーウィックの仕上がりはとても丁寧です。
なお、バーウィックでもコードバン(馬革)が使用された一部の商品は9万円ほどするものもあります。
ウイングチップ4550レビュー
ここからは実際に手にとった品質やサイズ感について解説していきます。
なお、ウイングチップではなくローファーのサイズ感を知りたいという方は、以下の記事のほうが参考になるかもしれませんので、気になる方はチェックしてみてください。
素材は牛革(カーフレザー)
バーウィックのレザーシューズの多くは牛革が使用されています。
筆者が購入したウイングチップ4550には、牛革の中でも最高級で、薄く柔らかくキメの細かい品質が特徴のカーフ(BOXCALF)という素材が使われています。
綺麗な発色や光沢が魅力の素材です。
ほどよいツヤが綺麗で履いているだけで気分が上がります♪
なお、バーウィックの一部の商品にはコードバンと呼ばれる馬革が用いられているものもあります。
コードバンは「革のダイアモンド」と呼ばれ、数ある革のなかでも最高級とされており、特徴的なツヤ感などが人気の素材です。
ただし、雨にあたるとツヤが失われたり毛羽立ったり、ひどい場合は水染みになったりと雨に弱いという弱点も持ち合わせています。
コードバンはそれでも病みつきになる人が多いんですよね。
↓↓↓バーウィックのコードバン
靴底はラバー(ダイナイト)ソール
商品によって、ソール(靴底)はレザーソール(革)とラバーソール(ゴム)が選べますが、筆者が購入した「ウイングチップ 4550」はラバーソール。
この製品に使用されている「ダイナイトソール」という様式は、凹凸のついたゴムで滑りにくく、かつ薄く仕上げられているため、上品さも兼ね備えています。
ラバーソールにはレザーソール並みに厚みをおさえた「ダイナイトソール」とよりボリュームのある「ビブラムソール」というものもあります。
ビブラムソールの場合、足元にボリュームがでるため、カジュアルな印象になります。
ちなみにレザーソールだと見た目がより上品で、ラバーソールより通気性に優れるため、靴の中が蒸れるのがいやという方におすすめですが、雨の日などにラバーソールよりも滑りやすいというデメリットもあります。
グッドイヤーウェルテッド製法
靴の製法はグッドイヤーウェルテッド製法が採用されています。
甲のレザーとソールが直接縫いつけられていない製法なので、ソールがすりへった場合もソールを取り替えて履き続けることができます。
職人の高い技術が必要な一方、高い耐久性が確保できる製法です。
レザーが破れたりしない限り、ソールを取り替えて何十年も使い続けることができるため、レザーの経年変化を楽しむことができ、靴に愛着も生まれてきます。
そのため、トリッカーズやオールデンといった高級靴ブランドでも使用されている製法で、バーウィックのコスパの高さが評価されているポイントの一つです。
ソールがすりへったら結局は靴ごと買い換えないといけない製法と比べ、長い目で見ればコスパが高く、結果的に良いものを長く使い続けることができます。
デザイン
「ウイングチップ 4550」は、ウイングチップのデザインながらメダリオン(穴飾り)のついたアッパー部分の革の厚みがおさえられ、筆者が所有しているのが黒一色ということもあり非常にスマートな印象を受けます。
「ウイングチップってビジネスには不向きかな」と思っていましたが、すっきりとした上品なフォルムのため、スーツにもよく合います。
当然ジーンズなどのカジュアルな服装にもマッチします。
ドレッシーすぎず、一方でカジュアルすぎるデザインでもないため、とてもバランスよく、使い勝手のよいデザインと感じています。
そしてカーフ(牛革)特有のほどよいツヤ感と発色がとても美しい印象を与えてくれます。
なお、この「4550」はウイングチップの中でも比較的落ち着いたデザインで、つま先も丸みを帯びたラウンドトゥになっています。
一方、同じウイングチップでも装飾がよりドレッシーな印象で、つま先もよりシャープなデザインのものも展開されています。
好みの分かれるところかもしれませんが、ビジネスにも使いたいという方であれば、落ち着いたデザインの「4550」をおすすめします。
↓↓↓丸みを帯びたデザインの4550
↓↓↓よりシャープなデザインの5278
サイズは少し小さめを
筆者は普段、スニーカー(コンバースのオールスターやアディダスのスーパースターなど)だと27.5〜28.0cm、革靴だと27.0cmを履いています。
革靴に関しては、最初から余裕のあるサイズだと革が伸びて馴染んできたときにサイズが合わなくなってしまう恐れがあります。
またサイズが大きすぎると足の甲の部分に余計にシワができやすいと言われています。
そのため筆者はスニーカーよりも少し小さいサイズを履くようにしています。
バーウィックに関しては7 1/2サイズ(約26.5cm)を購入しました。
シューズ量販店などで販売されている革靴よりも最初は革が硬いぶん、ハーフサイズ小さめを購入しました。
まだ革の硬い時点だと指1本も入らないくらいのサイズ感です。
スニーカーをベースに考えると、キツキツがイヤな方だとハーフサイズ(普段の革靴と同じサイズ)、ジャストサイズで履きたい方で1サイズ下げられるのがおすすめです。
参考までにお伝えすると、筆者はオールデンやクラークスでも26.5cm相当のサイズを履いています。
>>やわらかい革で快適に履ける!クラークス ワラビーのサイズ感解説
通販サイトの購入者の声をみても、普段のビジネスシューズより小さめを選んでちょうど良かったとの声が多くみられます。
ちなみにバーウィックは日本展開しているものだけでも約40種のラスト(木型)があります。
ラストは靴の形を作る土台となるもので、バーウィックではスリム、ノーマル、ワイドの大きく3つの幅で分類されていますが、4550のラストはワイドとなっています。
バーウィックのラストについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
耐久性も問題なさそう
購入して少なくとも100回程度は着用していますが、特にレザーや中敷き、ソールなどに不具合は見られません。
リーズナブルな革靴だと、数回履いているうちに靴の中で革同士の継ぎ目にはがれが出たりすることも稀にありますが、そのような様子も見られません。
レザー表面のツヤに関しても、定期的に手入れしていることもあり、綺麗な状態を保ってくれています。
ちなみに筆者は、カーフレザーのお手入れにサフィール ビーズワックス ファインクリームを使用しています。
リーズナブルでカラーも豊富、伸びがよく使いやすいので、とてもオススメです。
箱も高級感あり、シューズ袋ついてます
箱も高級感のある上品なものです。
また、基本的にはブランドロゴの入ったシューズ袋もついています。
旅行で靴を持ち運ぶ方などには嬉しいポイントですね。
硬い革が苦手な方は要検討
前述でも少し触れましたが、最初は革が少し硬いです。
小さめのサイズを選んでいることもあり、筆者も購入当初は足が窮屈に感じました。
革靴なので履いているうちに足に馴染んできて柔らかくなりますが、「硬い革靴はイヤだ!」という方は購入を控えたほうがいいかもしれません。
最初からある程度柔らかいほうがいいという方にはしんどいかもしれません。
ちなみに筆者自身は何度も履くうちに足に馴染んで履きやすくなってきています。
また、革が硬い購入当初でも靴擦れをすることもありませんでした。
通販サイトなら楽天、PayPayモールがおすすめ
お近くに店舗がないという方は、オンラインストアのほか、楽天などの通販サイトでも購入可能です。
オンラインストアでは1回限りではありますが、送料無料でのサイズ交換が可能です。
最新モデルがほしい方であれば、オンラインストアでの購入がおすすめです。
通販サイトであれば、楽天もしくはPayPayモールでの購入がおすすめ。
楽天やYahooショッピング、PayPayモールといった通販サイトでもサイズが合わなかった場合の交換、返品や電話相談に対応いただける店舗もあります。
サイズ交換や返品は室内での試着に限り対応可能ですが、サイズ感がご心配な方はこのような対応が可能なネット店を選べば、安心して購入できます。
楽天はバーウィックの製品が数多く扱われています。
定価に比べてお買い得に購入できる製品やポイント還元率の高い製品、オンラインストアでは扱われていない製品が見つかる場合もあるため、楽天ユーザーの方は要チェックです。
購入者からも、サイズ交換や返品の「対応がよかった」という声が多いため、安心して購入できますね。
PayPayモールもZOZOTOWN PayPayモール店が展開されており、バーウィックの取り扱いが豊富です。
PayPayモール自体がYahooショッピングの上位版という位置付けにあり、出店の条件が厳しく信頼性の高い店舗が厳選されているので、安心して購入できます。
また、PayPayのポイント還元が受けられるだけでなく、バーウィック3,000円OFFなどのクーポンが発行されることがあるため、YahooショッピングやPayPayモールのユーザーの方はPayPayモールでの購入が絶対におトクです。
楽天、Amazonでは4550は取り扱いなし
楽天、Amazonでは残念ながら2024年10月現在、4550の取り扱いはないようです。
ただし、ストレートチップやローファーなど、様々な商品が販売されていますので、普段楽天やAmazonをご利用の方もお気に入りの商品を見つけることができるかと思います。
おわりに
バーウィックに関しては、筆者自身、一度履くとそのコスパの良さに非常に魅了されています。
通販サイトでも交換無料で対応してもらえるのはとても嬉しいポイントですね。
価格に対する品質の高さに感動したため、この記事を読んで「バーウィック買ってみようかな」と思ってくださる方が1人でもおられれば幸いです。