【レビュー】部屋干しに除湿機とサーキュレーターの併用がおすすめ!

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梅雨や台風の時期の部屋干しによる衣類のイヤなニオイやお部屋のジメジメとした湿気にお悩みではありませんか?

部屋干しによるイヤなニオイは洗濯物に残った雑菌によるもので、部屋干しで長時間乾かないことによって雑菌が増殖することが原因です。
しかも一度増殖した雑菌は洗い直しても衣類のなかに残り、洗濯直後はニオイがしなくても、時間の経過とともにイヤなニオイが復活してきます。
お気に入りの服を守るためには、部屋干しによる雑菌の増殖自体を防ぐ必要があります。

ロア
ロア

私自身、ポロシャツで何度洗ってもイヤなニオイがとれなかった経験があります。

現在、アイリスオーヤマからは部屋干しによるニオイの発生を防止するために、除湿機とサーキュレーターを併用した商品が販売されています。

この記事では、除湿機とサーキュレーターを併用した商品を購入した筆者が、同商品のメリット、デメリットを紹介するとともに、アイリスオーヤマから販売されている各商品を紹介しています。
部屋干しによる衣類のニオイやお部屋のジメジメとした湿気にお悩みの方の参考になれば幸いです。

□本稿の対象読者
・部屋干しによる衣類のイヤなニオイやお部屋の湿気にお悩みの方
・お気に入りの洋服を部屋干しのニオイから守りたい方
・除湿機とサーキュレーターを併用した商品が気になっている方

除湿機とサーキュレーターの併用とは

除湿機とサーキュレーターとの併用は、部屋干しの環境改善のために発案された家電です。

サーキュレーターの強力な送風で衣類の湿気をとばし、洗濯物に含まれる水分は除湿機で吸いとることで、部屋干しでも短時間で衣類を乾かすことができます
その効果は部屋干しの自然乾燥に比べて1/6〜1/8の時間になるとされています。

部屋干しの場合、太陽光による消毒効果がないことに加え、衣類の乾燥に時間がかかることで雑菌が増殖し、衣類から部屋干し特有のイヤなニオイが発生します。
同製品は、部屋干しでも衣類の乾燥時間を大幅に短縮することで、ニオイの発生を防いでくれます

また、除湿機、サーキュレーターを単独で使用することも可能
花粉がまう時期の部屋干しや冬場の結露対策にも役立つため、人によっては年中活躍してくれます。

価格は1万円代後半から

梅雨や台風の時期に強い味方となるこの製品ですが、価格帯は1万円代後半〜3万円代後半といったところ。
除湿機、サーキュレーターそれぞれ単独でも活躍してくれることを考えると、お買い得ではないでしょうか。

ちなみに他社の大手メーカーの主力製品であれば、除湿機だけ2万円前後〜4万円前後ほどするため、本製品のコスパの高さがおわかりいただけるかと思います。

なお、本製品のスペックは除湿量に応じた以下の2種類が用意されています。

製品名除湿能力除湿可能面積の目安サイズ(cm)重量消費電力
IJD-I50
KIJDC-L50
5.0L/日木造:10(6畳)
プレハブ:16m²(10畳)
鉄筋コンクリート:21m²(13畳)
幅約28.7
奥行約23.4
高さ約64
7.8kg590W
IJDC-K80
KIJDC-K80
8.0L/日木造 17m²(10畳)
プレハブ 25m²(15畳)
鉄筋コンクリート 33m²(20畳)
幅約33.4
奥行28.5
高さ73.9
11.5kg720W

口コミ

IJD-I50、KIJDC-L50 除湿能力5.0L/日

除湿量5.0L/日となっているIJD-I50、KIJDC-L50は、木造戸建て住宅だと6畳ほどの除湿面積が対象とされています。
なお、上位機種のKIJDC-L50は少し値段があがるものの、部屋の湿度が55%より高い場合は除湿に、低い場合は送風に自動的に切り替わる「おまかせ運転モード」が搭載されています。

購入者の評価をみてみると、家族4人分、デニムなどの厚手の生地のものも含めて4時間ほどで乾いたとの声が聞かれます。
某通販サイトでは9割近くの購入者が星4つ以上と評価しており、購入者の満足具合が伺えます。
「もっと早く買っておけばよかった」という評価も多く見受けられます。

コストパフォーマンスや見た目のシンプルさを評価する声が多く聞かれる一方、数ヶ月で故障したとの声も若干ながら見受けられます。
ただし、故障への対応は悪くないようですので、コスパの高さをお求めであればある程度割り切ってもいいかなと思います。

IJDC-K80、KIJDC-K80 除湿能力8.0L/日

先に紹介したIJD-I50に対して除湿量が1.6倍の8.0L/日となっているのがIJDC-K80とKIJDC-K80。
こちらは木造戸建て住宅だと10畳ほどの除湿能力とされています。
ちなみに4人家族の我が家が使用しているのはこちらの製品です。

先に紹介したIJD-I50でも家族4人で十分に使えるとの声も聞かれた一方、「家族4人だと能力が少し不十分」との声もあったため、我が家ではこのIJDC-K80を購入しました
なお、上位機種のKIJDC-K80だと少し値段があがるものの、部屋の湿度が55%より高い場合は除湿に、低い場合は送風に自動的に切り替わる「おまかせ運転モード」が搭載されています。

こちらも某通販サイトで9割近くの購入者が星4つ以上と評価しており、購入者の高い満足度が伺えます。
そのほか、「操作がカンタンで使いやすい」、「浴室の乾燥にも使える」、「花粉対策の部屋干しで生活がかわった」などの声が聞かれます。
部屋干しのジメジメや衣類のニオイだけでなく、花粉にお悩みのご家庭にもおすすめできます。

実機レビュー

使い方はカンタン

上面に設置されているボタンを押すだけで操作は非常にカンタンです。
ボタンは「運転 入/切」、「サーキュレーター」、「除湿」、「タイマー」、「首ふり」の5つだけです。

「サーキュレーター」、「除湿」のボタンは弱→中→強の3段階を切り替えることができ、サーキュレーターもしくは除湿のみで使用することも可能です。
空気中の湿度で色がかわる湿度ランプもついているため、除湿のモード選択の目安にもなります。

「タイマー」ボタンは2時間、4時間、8時間を選択でき、時間がたてば自動で切れるため、スイッチの切り忘れの心配もありません。

「首ふり」はサーキュレーターの送風範囲の設定に使うことができます。
送風範囲を50°、70°、90°から選ぶことができるため、洗濯物の量に応じて最適な送風が可能。
また、サーキュレーターは手動で上下方向の向きも変えられるため、お部屋の広さなどに応じて自由自在に風向を設定できます。

除湿で吸収した水分は、持ち手つきの排水タンクにたまります。
排水タンクの容量は3.5L。
4時間ほどの使用で排水タンクには1.5L〜2.0Lほどの水がたまったため、初めて使用したときは「こんなに水がでるんや!」とびっくりしました。

サイズ感

サイズは幅約33.4、奥行28.5、高さ73.9、重さは11.5kgと、結構大きいですし、それなりに重たいです。
大型の空気清浄機ほどの大きさ、重さは二歳児のお子さんほどといったところでしょうか。

我が家では8畳の部屋で使用していますが、4.5畳など、あまり広くないお部屋であれば少し圧迫感があるかもしれません。

音は強モードだと大きい

公式サイトでは「夜間の部屋干しも安心して使える静音設計34dB」と紹介されていますが、これは弱モードでの測定とされています。

IJDC-K80の高い除湿能力(8.0L/日)を期待してご購入される方であれば、おそらく強モードでの使用がメインになると思われます。
強モードの場合はかなりの音がでますので、寝室で寝ながら使用というのは実質不可能かと思います。
強モードで夜中のうちに洗濯物を乾かしたいご家庭は、寝室以外の部屋や浴室などでの使用がメインになるはずです。

全体的には非常に満足

我が家で使用しているのは、除湿能力8.0L/日のIJDC-K80です。
2021年7月現在、使い始めて半年ほどが経過しますが、特に異常なく使用できています。

梅雨の時期を中心に大活躍してくれています。
毎回、家族4人分の衣類が4時間ほどで乾いています。
期待どおり、部屋干し特有のイヤなニオイはしなくなり、満足しています。
室内のジメジメとした湿気もなくなりました

また操作方法も非常にカンタンなため、機械や家電の使用が苦手な方でも問題なく使えるはずです。
排水タンクに持ち手がついているのも非常にありがたいポイントです。

NGポイント

「夜間の部屋干しも安心」と謳われていますが、先日のとおり、弱モードで使用しない限りはそれなりの音が出ます。
通販サイトの購入者からも「思ったよりうるさかった」という声が聞かれます。
また、サーキュレーターと除湿機を一緒に使った場合は、強力な乾燥風がでるため、衣類が乾くまでは室内が生暖かい感じになります。

そのため、「夜間の部屋干しも安心」という謳い文句に期待し、夜寝ているうちにベッドの横で使おうとお考えの方にとっては期待を裏切られるかもしれません

こんなご家庭におすすめ

筆者が実際に使ってみて、また購入者の口コミから、以下のようなご家庭におすすめできるかなと感じています。

  • 雨の時期、花粉の時期の部屋干しのニオイや室内の湿気が気になるご家庭
  • 日当たりが悪く、部屋干しを頻繁にされるご家庭
  • 深夜に衣類乾燥を使用されるご家庭は、寝室以外の部屋や浴室での使用が可能な方

また、製品選びに関しては、購入者の口コミも踏まえて以下が目安になるかと思います。

  • 4人以上のご家庭であれば除湿能力8.0L/日のIJDC-K80、KIJDC-K80がおすすめ
  • 3人以下のご家庭であれば除湿能力5.0L/日のIJD-I50、KIJDC-L50で十分
  • 室内の快適な空気を維持したいご家庭は「おまかせ運転モード」が搭載されたKIJDC-K80、KIJDC-L50がおすすめ

おわりに

本製品は、部屋干しの概念がかわるほど、衣類に残るイヤなニオイ、室内のジメジメとした湿気などの部屋干しによるストレスが解消されます。
購入者からも「もっと早く買っておけばよかった」という声が多く聞かれます。

雨の多い夏場はもちろん、衣類の乾きにくい冬場や花粉の多くなる春、秋など、年中活躍してくれる製品かと思います。

決して安い製品ではありませんが、部屋干しでストレスをお感じのご家庭は、試してみる価値ありです!

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