雨の日のおしゃれスニーカーとしてムーンスター(MOONSTAR)の全天候対応スニーカー「オールウェザー(ALWEATHER)」が気になってる方も多いかと思います。
ですが、定価16,500円(税込)と決してリーズナブルではなく、店舗での取り扱いもあまりないため、口コミやサイズ感が気になって購入に踏み切れないという方も多いのでは?
この記事では、オールウェザーを愛用している筆者がサイズ感や実際に使用しての感想をお伝えするとともに、購入者の口コミなども紹介しています。
オールウェザーは全天候型ながらハイカットのスタイリッシュなデザインで、カラー展開も豊富ですので、雨の日のオシャレが楽しくなること間違いなしです。
この記事の対象読者
・ムーンスターのオールウェザーの口コミやサイズ感が気になってる方
・オールウェザーの購入に向けて背中を押してほしい方
・雨の日にも履けるオシャレでスタイリッシュなシューズをお探しの方
ムーンスターとは
ここではムーンスターという会社の概要や対応の良さ、世間的な評価などについて紹介していきます。
約150年の歴史
ムーンスターの歴史は古く、1873年に福岡県久留米市で「つちやたび店」として創業したところから始まり、履物店として約150年の歴史があります。
何度かの社名変更を経て、2006年に現在の社名「株式会社ムーンスター」となっています。
創業当初は足袋の製造業者として実績を残し、1900年には当時の皇太子様の成婚祝いに絹足袋を献上するほどの評価を得ていたようです。
運動靴の製造販売は1925年から開始し、コンバースとブランドライセンスを結んだり、ニューバランスジャパン(ニューバランスの日本展開)を設立したりと、日本国内のスニーカーの製造、販売に大きく貢献していきます。
6ヶ月内の不具合は返品交換
ムーンスターの靴の多くは福岡県久留米市の工場で生産されたmade in Japanの商品です。
熟練の職人による製造、チェックを経て我々消費者のもとに届いたシューズには確かな品質を感じることができます。
製造者側としても品質に十分な自信があると感じられるのが「購入6ヶ月以内の不具合に対する対応」。
初期不良が原因と考えられる破損などに対しては、返品交換で対応いただけるので、消費者側としても安心して購入できます。
購入商品には「製品保証対象品」の証がついています。
幅広い世代に人気
品質だけでなく、2016年には「ムーンスター ワールドマーチ / プライドシリーズ」がグッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性も高く評価されています。
また、2013年には50年以上定番商品として愛され続ける上履き「スクールカラーM」がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。
すべての世代に愛されるブランドを目指しており、近年はそのデザイン性の高さから若者にもかなり人気のブランドとなっています。
2018年には東京 銀座に初の総合旗艦店(MOONSTAR Factory Ginza)がオープン。
2020年には地元福岡に旗艦店(ALSO MOONSTAR)がオープンするなど、近年の人気の高さが感じられます。
オールウェザー
オールウェザーとは
ここではまず、オールウェザーの価格やサイズ展開などの概要を紹介していきます。
全天候型スニーカー
オールウェザーは綿布の生地に合成ゴムのラバーを貼りあわせた作りとなっています。
完全防水ではありませんが、靴の下半分がラバーに覆われているため、雨天や足元の悪いアウトドアシーンでも快適に履くことができます。
価格、サイズ展開
定価は16,500円(税込)。
スニーカーにしては決してリーズナブルではありませんが、実際に履いている筆者としては価格に見合うだけの機能性とデザイン性を兼ね備えていると感じています。
どんな天候でも履けるので大満足の買い物となりました。
またサイズ展開は22cm〜30cm(ハーフサイズなし)となっており、少し足の小さめの女性から足が大きめの男性まで、幅広い方に対応しています。
またハイカットで靴紐をしっかり絞れば、もう少し足の小さい女性でも問題なく履けるかと思います。
1cm刻みのサイズ展開のため、普段ハーフサイズを履いている方は0.5cm大きめのサイズの購入をおすすめします。
ちなみに公式HPでは靴幅は2Eとなっており、これは日本人の標準的な靴幅となります。
年代や性別を問わないデザイン
シンプルでスタイリッシュなデザインは、年代や性別、ファッションの好みを問わず、使いやすいのではないでしょうか。
女性がロングスカートやワイドなパンツに合わせてもかわいいですよね。
ラバーの部分が下半分に限られているため、ハイカットのすっきりした見た目が保たれていて、その一方でコンバースのオールスターなどとは一味違ったデザインを楽しめます。
全天候型が売りの商品ですが、晴れの日でも履きたくなるデザイン性の高さも併せ持っています。
カラーリング豊富
オールウェザーはカラーリングが豊富なのもおすすめポイントの一つです。
白や黒、生成り色やベージュなど、ナチュラル系のカラーを中心に展開されています。
男女ともに使いやすく、また幅広いファッションに合わせてカラーを選べるのが魅力ですね。
また、バイカラーが特徴的なモデルも多いので、足元のアクセントとしても使いやすいです。
made in Japanの確かな品質
オールウェザーはmade in Japanの確かな品質も魅力の一つです。
シューズの製法には国内でもごく僅かな工場でしか生産することの出来ないヴァルカナイズ製法という手法が採用されています。
この手法は、ソール(靴底)がしなやかで柔らかく、丈夫で壊れにくい美しいシルエットが保てるという点が魅力の製法です。
そしてムーンスター熟練の手仕事でしか生み出せない、精巧で美しい作りの良さが最大の魅力です。
レビュー
ここからは実際にオールウェザーを使用している筆者のレビューを紹介します。
シンプルなデザイン
なんといっても嬉しいのが全天候型のスニーカーにも関わらず、洗練されたシンプルなデザインであること。
筆者はブラウンを購入しましたが、いろんな服装に合わせやすく、使い勝手はバツグンと感じています。
勝手にL.L.Beanのビーンブーツっぽいと思っています。
ブラウンのデザインに一目惚れして即購入しました。
先にも紹介したとおり、白や黒、生成り色など、コーディネートしやすいナチュラルなカラーが多いため、性別、年代問わず、使いやすいデザインであることが、実際手にとって改めて感じられました。
サイズ感は普段のスニーカーと同じでOK
筆者は普段のスニーカー(コンバースのオールスターやアディダスのスタンスミス、スーパースターなど)では28cmを履いています。
オールウェザーに関しても28cmを購入しましたが、大きすぎず小さすぎずのジャストサイズでした。
サイズ感に関しては、普段履いているスニーカーと同じサイズを選べば問題ないでしょう。
口コミでも普段のサイズを選ばれている方が多いようです。
ただし、ハーフサイズが展開されていないため、普段ハーフサイズを履かれている方は0.5cm大きめを選ぶのがオススメです。
ハイカットでくるぶしのあたりまで靴紐をしっかりと絞れるため、0.5cm大きめでも問題ないはずです。
反対に0.5cm小さめとなると、ハイカットであることもあり、脱ぎ履きがしにくくなってしまいます。
特に長時間履いて足がむくんでくるとキツく感じるのではないかと思います。
重さは気にならない
オールウェザー(28cm)の実際の重さを測ってみると一足あたり506gでした。
筆者がよく履くアディダスのスーパースター(同じく28cm)も同様に測ってみると一足あたり435g。
履いてみると、気になるほどの重量は感じません。
多くの部分がラバーに覆われているため、「重くない?」と重量面が気になる方もおられるでしょうが、一般的なスニーカーとそこまでの違いはありません。
耐水性バツグン
「オールウェザー」という名前のとおり、耐水性は抜群です。
個人的にはこのデザインで雨の日にも安心して履けるというのはとても嬉しいです。
下部のラバーは厚みがないため、シュッとしたとしたデザインを保ちながら、十分な耐水性を保持しています。
足首まわりがすっきりおさまるため、スリムなジーンズでもワイドなパンツでも合わせやすく、悪天候の日にもオシャレを楽しめます。
丁寧な仕上がり
縫製などの仕上がりはとてもキレイで欠点が見られません。
全体を見回して糸のほつれやラバーの浮きなどの欠陥は見られず、とても高品質で丁寧な仕上がりと感じます。
ベロ(タン)の裏には「MADE IN JAPAN」、中敷には「MADE IN KURUME」と、国産の証が刻まれています。
多少は色落ちするかも
購入商品には「取り扱い上の注意」が同封されており、色落ちの注意書きがあります。
筆者自身は購入して間もないため、色落ちの程度は把握できていませんが、長期間履いていると多少の色落ちがあるかもしれません。
綿布のスニーカーだと多少の色落ちは仕方ないかもしれませんね。
難点は脱ぎ履きと滑りやすさ
実際に履いてみて、あまり弱点は感じられませんでしたが、強いてあげるとすれば「脱ぎ履きのしにくさ」と「ソールの滑りやすさ」でしょうか。
ハイカットのデザインのため、脱ぎ履きしにくいのは当然かなと思います。
コンバースのオールスターのハイカットを履いたことがある方であれば、それと同じような感覚をイメージしてもらえればいいかと思います。
私は長く大事に履きたいので、毎回靴紐を緩めて脱ぎ履きするようにしています。
雨天対応で脱ぎ履きしやすいものをお探しであれば、同じムーンスターのローカットモデル「マッドガード(mudguard)」やスリッポンモデルの「ALW SLIP-ON」がオススメ。
ローカットのモデルですので、少しカジュアルさが増しますが、ハイカットのオールウェザーより脱ぎ履きはラクになります。
また、履き始めたときに感じたのが、少しソールが滑りやすいかなという点。
アスファルトなどを歩くときは問題ありませんが、室内のタイルなど、摩擦の少ないところを歩くときには若干の滑りやすさを感じました。
ただし、履いていくうちにソールが馴染み、今となればまったく問題ないため、強いてあげればというくらいのポイントです。
綿布の部分に防水スプレーでさらに快適
オールウェザーはかなり高い防水性を有していますが、ラバーで覆われていない箇所が一部にあるため、完全防水ではありません。
「完全防水じゃないと心配」という方は、綿布の部分に防水スプレーを使えばさらに防水性を高めることができます。
スニーカーにおすすめの防水スプレーは「クレップ(Crep)」。
この商品はアメトークの「スニーカー芸人」でも紹介され、多くのスニーカーコレクターが使用している防水スプレーです。
様々な素材に使用することができるので、オールウェザーの綿布が露出している部分に使えば防水性がさらに高まります。
口コミは?
通販サイトの口コミなどを見ても、やはりデザイン性の高さやはき心地の良さを評価されている声が目立ちます。
「どんな服にも合わせやすい」、「かわいい」、「ビーンブーツっぽい」などの声が見られ、使い勝手の良さを気に入っておられる方が多いよう。
汚れにくく「ガツガツ履ける」という声もいくつか見られますね。
サイズ感に関しては、普段のスニーカーと同じサイズを購入して正解という方が多くみられます。
また、SNSでもオールウェザーを愛用されている方の投稿がいくつも見られたので、いくつかを以下に引用させていただきます。
ムーンスターの防水スニーカー
ムーンスターではオールウェザー以外にも多くの防水スニーカーが展開されています。
どれもシンプルで使い勝手のいい商品ばかりですが、ここでは一部の商品を紹介させていただきます。
MUDGUARD
ローカットデザインのマッドガード(MUDGUARD)。
オールウェザーと同じくラバーが施されており、高い耐水性を有しています。
ローカットで脱ぎ履きしやすいため、ハイカットが苦手、脱ぎ履きしやすいほうがいいって方は、こちらの商品がオススメです。
オールウェザーと同様にカラー展開が豊富なのも嬉しいポイントです。
ALW SLIP-ON
こちらはさらに脱ぎ履きがしやすいスリッポンモデル。
スリッポンですっと脱いだり履いたりできて、かつ高い耐水性を有しているので、使い勝手バツグンです。
普段使いはもちろん、足場が悪く、かつ脱ぎ履きの多いキャンプなどのアウトドアシーンにもオススメです。
ALWEATHER SIDEGOA
ハイカットで、かつ脱ぎ履きのしやすいサイドゴアモデル。
サイドゴアブーツ風のシンプルでクールなデザインで、とても使い勝手のいいシューズではないでしょうか。
ハイカットがいいけど脱ぎ履きはしやすいほうがいいって方にはぴったりの商品ですね。
おわりに
ムーンスターのオールウェザーは、全天候型の高い耐水性を保ちながら、シンプルで使い勝手のいいデザインで、防水スニーカーとしてはとてもオススメの商品です。
通販サイトなどの購入者でもそのデザインを気に入っている声が多く、男女ともに多くの方に愛されているようです。
定価は16,500円(税込)と、決してリーズナブルなスニーカーではありませんが、それに見合うだけの価値が十分にあります。
「雨の日にオシャレに履ける靴がほしい!」って方は、ぜひ一度試してみてください。
きっと雨の日のオシャレが今よりも楽しくなりますよ!