子育てのために読むべき3冊。おすすめの育児本

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育児って思いどおりにいかないことばかりですよね。
子どもは親の思ったとおりに動いてくれないものですが、あなたの言葉がけや接し方をかえるだけで大きく改善されるかもしれません。

筆者の妻は10年以上にわたって保育士の仕事をしていますが、自分の育児となると思いどおりにいかず、夫婦で悩むこともしばしば。

ロア
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保育士でも自分の子どもの育児となるとまた違うようです。

ですが、夫婦一緒にいくつかの育児本を読み、そこから得たことを実践したことで、子どもの行動が改善されたり、夫婦の気持ちにゆとりが持てたりと、育児をとてもよい方向に進めることができるようになりました。

この記事では子育てのために読むべき本を3冊、それぞれの本の印象的なフレーズとともに紹介しています。

ロア
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読書の習慣がない方でも3冊くらいなら読めそうですよね!

ここで紹介する3冊を読めば、気持ちにゆとりを持つことができ、子どもに優しく接することができるようになります。
そして子どもと信じあえる関係を築くことができ、親子関係がよりよいものになること間違いなしです。

子どもが育つ魔法の言葉

1冊目は2003年に出版された「子どもが育つ魔法の言葉」
著者は、アメリカで40年以上にわたって家族関係についての授業や講義を行い、子育てコンサルタントも務める教育家 ドロシー・ロー・ノルトと、大学院で家族療法と子育て教育を学んだ精神科医 レイチャル・ハリスのお二人です。

世界30ヶ国以上で出版され、日本だけでも270万部以上出版されている子育てバイブルです。

本書では、ドロシー・ロー・ノルトが1954年に書いた詩「子は親の鏡」が全文掲載され、この詩に基づき様々な子育て事例が紹介されています。
この詩は、2005年に当時の皇太子殿下が愛娘 愛子さまの教育についてお話しされたときに紹介されたものでもあり、親御さんにぜひ読んでほしい一冊です。

著:ドロシー・ロー・ノルト, 著:レイチャル・ハリス, 翻訳:石井 千春
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詩「子は親の鏡」

前述したとおり、本書では詩「子は親の鏡」の全文が掲載され、その詩に基づき章立てが構成されています。

この詩は「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」といった、親の育て方がその子の性格や立ち振る舞いを決めてしまうということが綴られています。
つまり、子どもの欠点として親の目にうつる部分が、親であるあなた自身の子どもへの行動に起因しているということ。

我が家では、この詩のコピーを冷蔵庫には貼り、夫婦とも時々自分を戒めるようにこの詩に目をとおします。
この詩を心に刻むことができるだけでも、本書は十分に価値のあるものといえます。

叱る前に、言葉を選ぶ

親は子どものためを思って叱ります。
ネグレクトやアルコール依存症の親でない限り、自身のストレス発散のために子どもに叱りつけるようなことはしないはずです。

子どものためとはいえ、叱られた幼い子どもは「自分のために言ってくれている!」とは思えず、がっくりと落ち込むものです。

叱るときは、極力その子を否定する言葉を使わないように気をつけましょう。
事実を伝えるのはいいですが否定はせず、子どもの行動を正すような言葉を選びましょう。
子どものやったことは悪いけれど、決してあなたが嫌いだから怒っているわけではないよということを伝えたいですね。

一方的に叱りつけるのではなく、そこから子どもが学び、次のステップに導いてあげれるような言い方が理想的です。

きっとできるはずだという肯定的な言い方をする

前述のように、子どもに注意するときに否定的な言葉を使ってしまうことがあります。
同じことを伝えるにしても、否定的な言葉を使って伝えるのは子どものやる気をくじいてしまいます。

「あなたは○○が全然できないわね」と言うのではなく、「○○できるよね!しておいてね!」と言うだけで受けとり方は全く異なります。
後者であれば、「あなたならちゃんとできるよね」という信頼が感じられる言い方ではないでしょうか。

子どもを否定する言葉、ネガティブなワードは避けようということが多くの育児書でいわれていることです。
子どもを否定する言い方が習慣、クセになっている親御さんも多いので、感情的に言葉にだす前に一呼吸おいて言葉を選ぶことが大切です。

我が家では「さっきの言い方はネガティブな言い方が多かったんじゃないか」と、夫婦同士で時々指摘し合うことがあります。
夫婦や家族みんなで気をつけていかなければなかなか習慣化できず、客観的にみれない点ですが、子どもへの信頼を感じさせる言葉選びはとても重要です。

大人にさえ難しいことですから、幼い子どもにとっては、待つことはとても難しい

大人でも待つことが苦手な人も多いですよね。
なのに子どもが少し待てなかっただけで叱りつけるのはかわいそうではないでしょうか。

幼い子どもは、時間の観念がまだなかったり、待たないと誰に迷惑がかかるかといったことを考える力がまだありません。
そのため、物事には時間が必要だということを根気強く教えてあげましょう。

「お腹がすいた」と言えば、料理途中の食材を見せて、食事を作るのには時間が必要ということを伝えましょう。
そのようにして、なぜ待たないといけないかを少しづつ教えていくのがいいでしょう。

なぜ待たないといけないかをわかってても待つのが苦手な大人もいるのですから、子どもが待つのが苦手ということを理解して広い心で接したいですね。

感想

本書では、子育ての実例がとても豊富に紹介されています。
その中には「そんなにうまくいかないよ」と思うものも当然含まれています。

ですが、子どもに対する広い心の持ち方や言葉がけを学ぶのにはとても役に立つものです。
事例のなかでは、各シーンで親がどのような言葉がけをしたらうまくいったかが紹介されています。
もしお子さんに対するあなた自身の言葉がけに自信がなければ、ぜひ本書を読んでみてください。

著:ドロシー・ロー・ノルト, 著:レイチャル・ハリス, 翻訳:石井 千春
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私たちは子どもに何ができるのか

2冊目は2017年に出版された「私たちは子どもに何ができるのか」
著者は、子どもの貧困と教育政策を専門に多数の執筆・講演活動を行うアメリカのフリージャーナリスト ポール・タフです。

日本より子どもの貧困率の高いアメリカの現状に基づき、本書は執筆されています。
子どもたちが貧困に直面することは、教育の機会、数値化できない生きていくための力「非認知能力」を獲得する機会を奪うことにつながります。
日本の貧困率に関しても、いつアメリカのようになるかはわかりません。

近年の教育ではこの「非認知能力」に対する関心が高まっていて、この能力を伸ばすための費用対効果はとても大きいとされています。
本書では、子どもたちの「やり抜く力」、「好奇心」、「自制心」など、人生の成功を左右する力の育み方を最新の科学的根拠や先進事例に基づき、紹介されています。

著:ポール・タフ, 翻訳:高山真由美, その他:駒崎弘樹
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ストレス要因が子どもの心と体の健全な発達を阻害する度合いは、従来の一般的な認識よりもはるかに大きい

幼い時期に経験したストレスは、脳の発達にも影響を及ぼす可能性があるようです。
長期にわたって続く高レベルのストレスは、知的機能をつかさどる前頭前皮質の発達を阻害し、感情面や認知面での制御能力を育つのを妨げるとされています。
失望や怒りの感情を抑えることが苦手になるというわけです。

毎日毎日、お子さんを立派な人間にしたい、間違った行動をしない子にしたいという思いから、叱りつけてばかりいる親御さんも一定数いるのではないでしょうか。
子どもにとって親は絶対的な存在であり、選ぶこともできなければ逃げることもできません。
そのような立場の相手に、毎日キツく叱られてばかりいると、そのストレスは相当なものでしょう。

子どもは子どもであり、大人とは違うということを再認識し、毎日ストレスやプレッシャーばかりをかけないことも、長い目で見れば大切なことです。

トラウマの数と、成人後にかかった内科疾患のあいだには、驚くべき相関関係が見つかった

トラウマと聞くと、強烈な経験にもとづくものをイメージしてしまいますが、ここでは慢性的に毎日の生活に影響を及ぼすものがあげられています。
例えば親の離婚や精神疾患、ネグレクトなどは、短期的な強烈な経験ではなく、毎日の環境に長期にわたって影響を及ぼすものです。

幼い頃にこのような経験をした人が成人後において喫煙する割合やアルコール依存症になる割合、また15歳未満で性体験する割合などが、そうでない人に比べて高い数値を示すことがわかっています。
また、学校での学習や行動に問題のある子どもは、一般的な子どもでは3%であるのに対し、このような経験をした子どもだと51%と、極めて高い数値を示したことがある研究ではわかっています。

子どものために両親が何をすべきか、改めて考えさせられる数値です。

のちの成功に影響を及ぼす脳の発達は、人生の最初の三年間に起こるとはっきりわかっている

集中力、言われたことを理解して実行する能力、失望や不満と折り合いをつける能力、ほかの子どもとうまく付き合う能力は、ほんの幼いころに培われると、様々な研究でいわれています。

そのような能力を身につけるためには、栄養たっぷりの食事を与えることよりも、子どもともっと遊んであげることが大切とされています。
子どもが口にする食事に気をつかう親御さんは多いかと思います。
むしろ必要以上に過敏になっている親御さんも多いのではないでしょうか。

その一方で、時間も体力もつかう「子どもと遊ぶ」そして「話しかける」といった点はおろそかにしているという方も多いかと思います。
今では子どもを一人で遊ばせて、自分はスマホをさわってばかりという親御さんも、公園などではよく見かけます。

このような関係で、本当の信頼関係が築くことができるのか、疑問に感じてしまいます。
普段、自分の相手をしてくれない親が、自分が悪いことをしたときにだけ叱りつけてきて、本当に信用できるでしょうか。

幼い子どもと一緒になって遊ぶ、そして話をするということは、子どもの健全な心を形成するだけでなく、親子の関係を強固にするためにもとても重要なことです。

外的な報酬は、〜〜効果がなく、〜〜むしろ逆効果でさえあることを示した

子どもを行動させることの動機づけとして、できたときのご褒美で釣るというご家庭も多いのではないでしょうか。
そのような方法は短期的な行動にはつながりますが、長期的にみたときは危険をはらんでいます。
子どもを使った様々な検証で、何かができたときに報酬を与えるという方法は、報酬がなければ行動しないという結果を生むことがわかっています。

親としては子どもの習慣づけのためや、早くやってほしいという親の都合で、このような方法をとる方も多いでしょうが、結果的には逆効果を与えてしまうということです。
要するに、ご褒美をもらうための作業、仕事となってしまうということです。
この方法だと、本来その子が好きだったことでさえ、ご褒美がもらえなければ楽しくないことになってしまうリスクがあります。

望ましいのは、やるべきことの本質、なぜそれをやる必要があるのかという点や、そのことの楽しさを伝えることです。
そしてそのことが子ども自身にどういったメリットがあるかということを伝え、ご褒美などなしに、自発的に行動できるようにすることが大切です。

感想

ここまで紹介したように、本書では子育てに関する近年の研究結果などが豊富に紹介されています。
そのため、これまで多くの親が行ってきた子どもに対する行動があまり効果がなかったり、むしろ逆効果であったりということも知ることができます。

自分が行っている接し方が、子どもにとって良くないことというのはとても怖いですよね。
子どもに対するご自身の接し方がこのままでいいのか、よりよいふれ合い方がないか知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。

著:ポール・タフ, 翻訳:高山真由美, その他:駒崎弘樹
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人を動かす

最後に紹介するのは、原書が1936年に出版され、1981年に改訂版が出版された「人を動かす」
著者は、弁論術や成人教育の講師となり、人間関係の先覚者として名を馳せたデール・カーネギー。
彼の著作では、「他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができる」という考えが柱のひとつとなっているようです。

この「人を動かす」は、人間関係に関する事例が多数掲載されています。
育児本ではないものの、子育てにも大切なことがたくさん載っており、また本書に掲載されている「父は忘れる」という詩は、子どもをもつすべての親御さんに再認識してほしい内容となっています。

子育てに限らず、生きていくために必要なことが多くの事例とともに紹介されており、人生のバイブルとなりうる書籍ですので、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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詩「父は忘れる」

この詩は、父親が息子にあてて書いたものです。
子どもを叱ってばかりいる習慣にとりつかれた父親が、子どもを大人と同列に考え、幼い我が子に無理なことばかりを要求していたことに気づき、罪の意識にさいなまれたという内容となっています。
詩のタイトルは、「息子が子どもであることを常に忘れないようにしよう」というところからきています。

この内容って、子育てをしている親にとっては耳の痛い話ですよね。
子どもが大人と同じようにすぐに動いてくれる、言われなくてもできる、一度言えばわかるといったことを期待し、できなければキツくあたってしまう。
あなた自身もこのような経験があるのではないでしょうか。

子どもは子どもであって、大人ではありません。
私たち大人は、そのことを常に頭に入れておくべきです。
個人的にはこの詩を知れただけでも、本書を購入した価値は十分にあったと思えるほど、胸に刻んでおきたいものと感じています。

どうしてまず自分の欠点を改めようとしないのだろう

人間関係を築くなかで、自分以外の人間に不満を抱き、欠点を指摘したくなることも多くあります。
子育てでも同様に、子どもをいい子に育てるためと思い、ダメなところを指摘することも多々あるかと思います。

ですが、欠点を指摘された子どもは、快く改善しようと思えるでしょうか。
先に紹介した「父は忘れる」でもあったように、相手は子どもです。

まずは子どもに接するあなた自身の態度に改める点がないかを考えてみてはいかがでしょうか。
子どもを自分の思うように変えようとするよりも、あなた自身の考えを改めたほうが、よほどお互いのためになります。
相手が子どもであることを受け入れることで、子どもとの接し方は変わってくるはずです。

子育て以外の人間関係も含め、相手を非難するのではなく、理解するように努めることが大切です。

他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますこと

あなた自身がお仕事をされているのであれば、上司から叱られてやる気がでるってことはないのではないでしょうか。
それよりも、成果や姿勢を評価されたほうが、よほど仕事に前向きになるはずです。

子どもも同じですし、むしろ大人以上に親の言ったことを真正面から受け取ります。

怒られてばかりのお子さんであれば「自分はダメな子なんだ」というセルフイメージができてしまいます。
お子さんはどんどん自信をなくしてしまい、後ろ向きな性格を形成してしまうかもしれません。

普段は叱りつけてばかりなのに、お子さんが何かできたときにあまり褒めてあげない親御さんが一定数いるように思います。
そのようなお子さんは、できることしかやらない、積極性のない大人になってしまう危険性があります。

それよりも、「パパはあなたを応援してるよ!」と前向きに励ましてあげ、何かをできたときには大げさなくらいに褒めてあげるほうが、子どものやる気につながり、前向きに取りくむ人間になれるはずです。

どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるか

お子さんに「こうしてほしい」と思ったとき、あなたは適切な言い方ができていますか?
単にあなた自身の都合のいいように動いてほしい言い方をしていませんか?

私自身、最近は同じことを伝えるにしても、言い方ひとつで相手の受け取り方が全然違うことを痛感しています。
子ども自身が、パパやママに言われたことをやりたくなるよう、言い方を工夫することが重要です。

子どもにとって親は絶対的な存在であり、親が喜んでくれたり、褒めてくれることはとても大きな喜びとなります。
そのため、ストレートに「〇〇しなさい」と言うよりも、「〇〇してくれたらパパ嬉しいな」と言うだけで、子どもの前向きな気持ちに火をつけることができます。
そして、そのとおりにしてくれたら目一杯お子さんを褒めてあげましょう。

娘の言うことに耳を傾けてやるべき時に自分ばかりしゃべりまくっていました

子どもの言いたいことを話させず、子どもを親の言うとおりに従わせるための態度をとってしまう方も多いのではないでしょうか。
子どもはあなたの部下でも奴隷でもなく、一人の人間であることを認識すべきです。

子ども自身、幼いながらに自分の考えがあって行動しています。
そして幼いために、大人とは違う行動をとってしまうことも多々あります。

本当に間違った行動をした子どもを正してやるのは躾です。
ですが、親の動いてほしいとおりにやらせるのは、指示、命令になってしまいます。

子どもの行動に対して、一方的に叱りつけるのではなく、なぜそうしたかを話してみるのが大切です。
子どもの話に耳を傾けることができない親には、子どもが本当に思い悩んでいるときに、思いを打ち明けてもらえないかもしれません。

しかしという言葉を、そしてに変えると、すぐに成功に転じる

子どもを注意したいときに、子どもがこちらの話に心を開いてくれるよう、最初は褒めるところから始める親御さんもおられるかと思います。
まず褒める、という方法は非常に効果的かと思います。

ですが、本題に入るときに「しかし」や「だけど」、「でも」という逆接の接続詞を使ってしまうのは危険です。
逆接の接続詞は強い印象を与え、子どもは「ここからイヤなことを言われる」、「いま褒めてくれたのも本当なのかな?」という抵抗や疑念を抱いてしまいます。

子どもに注意を促したい場合は、「しかし」や「だけど」、「でも」ではなく「そして」や「それに」という言葉を使うのがよいのでしょう。

例えば「〇〇ちゃんはこんなところができていてすごいね。でも苦手な△△をもっと頑張ってたらもっとできてたと思うよ。」というフレーズ。
子どもは「でも」という逆接の接続詞に反応してしまうかもしれません。

このようなケースは〇〇ちゃんはこんなところができていてすごいね。そして次も頑張れば(苦手な)△△だってもっとよくなるよ」と言いかえてみましょう。
この際、「苦手な」という言葉を使うと、子どもに「自分は△△が苦手なんだ」という苦手意識を植えつけてしまいます。
こういったネガティブなワードを使わずに話をするのも大切です。

感想

本書は、子育てに限らず、生きていく中で大切なことが豊富な事例とともに紹介されています。
子どもとの接し方を改めさせられるものだけでなく、子どもに伝えたいことも掲載されており、とても価値のあるものです。

心理学者の方でもおすすめされる方も多く、ご自身の人生やパートナーとの暮らしを考えるうえでも、一読の価値ありです。

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おわりに

今回紹介した3冊を読んで共通するポイントは、以下の点といえます。

  • 親は子どもを信じてあげる
  • 子ども、相手を否定する言葉はつかわない
  • 言い方ひとつで子どものやる気は変わる

子どもを信じてあげられない親、また子どもにそう思わせてしまう言い方をしてしまう親がとても多いのが現実です。
私自身、そのような言い方をしてしまうことも多々あり、のちのち反省することもしばしば。

心配することなどは、表向きは子どものためを思って発している言葉に思えます。
ですが、子どもができると信じていれば心配はせず、応援してあげられるはずですよね。
「あなたができるか不安だから心配しているの」ということを、子どもは敏感に感じとるようです。

ではなく、「あなたならできるよね!ママ応援してるよ!」という言い方ができれば、子どもは前向きに取りくむことができるようになります。
大人でも、信頼関係がある上司から言われたことであれば、前向きに取りくもうと思えますよね。

子どもが前向きに物事に取りくめ、子どもの人生を明るいものにするためにも、今回紹介した3冊を手にとってもらえればと思います。

著:ドロシー・ロー・ノルト, 著:レイチャル・ハリス, 翻訳:石井 千春
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著:ポール・タフ, 翻訳:高山真由美, その他:駒崎弘樹
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