ウェルネスパーク五色。子どもやペットと楽しめる淡路島のキャンプ場。

レジャー
Pocket

お子さんと一緒にキャンプに行かれるご家庭では、「子どもが退屈せずに遊べる場所があるか」というのもキャンプ場選びの一つの要素になるのではないでしょうか。

その一方で、川遊びは子どもに万が一のことがあったらと避けるご家庭もあるかと思います。
そうなると子どもが楽しめるキャンプ場選びの選択肢も減ってしまうかと思います。

また、家族でキャンプにいくのだからペットも連れて行きたいけどペットOKのキャンプ場がわからないという方もおられるでしょうか。

本稿では、淡路島にある宿泊施設「ウェルネスパーク五色」にあるキャンプ場を紹介しています。
子どもたちが楽しめる「芝生広場」などを写真を交えて紹介するとともに、「ペットOK」や「音楽禁止」といった詳細についても触れていますので、キャンプ場選びの参考にしていただければと思います。

□本稿の対象読者
・ウェルネスパーク五色のキャンプ場が気になっている方
・関西で子どもが楽しめるキャンプ場をお探しの方
・桜が見れる、温泉があるキャンプ場をお探しの方

ウェルエスパーク五色とは

概要

ウェルネスパーク五色は、旅館、ログハウス、キャンプ場といった宿泊施設に加え、温泉やレストラン、スポーツが楽しめるドームやテニスコート、手作り体験や農園体験などもできる複合施設です。

どの施設もキャンプ場宿泊者でも利用でき、また農園体験では平時であればいちご狩りや淡路島の玉ねぎの収穫体験などが行えます。

なお、正式名称は「高田屋嘉兵衛公園 ウェルネスパーク五色」。
高田屋嘉兵衛は明和6(1769)年に五色町に生まれた海上貿易、海上輸送などの経済活動に従事する商人。
函館を拠点として、商人としてだけではなく、幕府の要請を受けてエトロフ島とクナシリ島間の航路を拓くなど、北方の開拓者としても功績を残した方です。
また、「ゴローニン事件」では、囚われの身となりながら、その英知と勇気と人間愛に貫かれた「高田屋外交」で、日露両国の和解を成し遂げましたとされています。

ウェルネスパーク五色には、五色町出身の「高田屋嘉兵衛」の名前を冠し、敷地内には高田屋嘉兵衛に関する資料館(菜の花ホール)も設けられています。

アクセス

所在地:兵庫県洲本市五色町都志1087

場所は淡路島の南北のちょうど中央あたりの西側に位置します。

神戸方面からであれば、「三宮駅」もしくは「高速舞子」から直通バスがでています。

本州から車でお越しの方は、神戸淡路鳴門自動車道の北淡ICから車で30分ほどで到着できます。

ロア
ロア

北淡ICからは車も信号も少なく、スムーズに移動できるかと思います。

料金

キャンプサイトの料金は以下のとおりです。
入場料はかかりません。

1サイトあたり(税込)平日特定日
オートキャンプ1泊につき
(14:00〜11:00)
3,850円4,400円
デイキャンプ
(11:00〜21:00)
3,850円4,400円
フリーサイト
(14:00〜11:00)
2,200円2,640円
アーリーチェックイン
(11:00よりチェックイン可能)
+1,100円+1,100円
延長
(11:00〜14:00)
+1,100円+1,100円
特定日:GW、夏休み期間、土日祝

なお、ログハウスおよび公共の宿 浜千鳥の宿泊料は以下のとおりです。

ログハウス(税込)平日土日祝の前日、7,8月、年末年始
施設基本料(1棟)16,500円22,000円
4歳以上お一人につき使用料1,100円
公共の宿 浜千鳥(税込)11月〜3月
(土日祝の前日および年末年始除く)
左記以外
2名まで
(離れ:4名まで)
10,670円〜11,770円〜
3名
(離れ:5名〜定員)
9,350円〜10,450円〜

チェックイン、チェックアウト

各施設のチェックイン、チェックアウトの時間は以下のとおりです。

チェックインチェックアウト
オートキャンプ
フリーサイト
14:0011:00
アーリーチェックイン11:00
延長14:00
デイキャンプ11:0021:00
ログハウス
公共の宿 浜千鳥
15:0010:30

施設紹介

受付

現地に着くとまず受付に行く必要があります。
受付は「公共の宿 浜千鳥」の1階にあります。

受付を行うとサイトで使える水道とAC電源の鍵を借りられます。
また、現地購入したい用品などは受付で購入することができます。

受付のある「公共の宿 浜千鳥」

オートキャンプ場

サイト見取り図、引用:http://www.takataya.jp/stay/camp.htm
サイトは植栽でプライベート空間が確保されています

上の写真がオートキャンプ場のサイトです。

ロア
ロア

隣のサイトとは植栽で区切られ、プライベートな空間が確保されています。

各サイトに水道とAC電源が設けられており、受付で受け取った鍵を使って使用することができます。
サイトに水道があるのはありがたいですね。

各サイトに水道とAC電源が設けられています

オートキャンプ場はミニバンを停め、テントとタープを張っても十分にスペースが確保できる広さがあります。

筆者が宿泊した37番サイトは芝生広場の脇にあたる平地のサイトです。
サイトによっては少し斜面になっているところもあるようです。
予約時に電話で希望のサイトや条件を伝えれば、あきがある場合は調整していただけます。

坂の上に見えるのがログハウスです

炊事場、ゴミ捨て場、トイレ

オートサイトの入り口あたりに炊事場、ゴミ捨て場、トイレがまとまってあります。

各サイトにも水道がありますが、生ゴミなどの出る作業などは炊事場を利用すべきでしょう。

また、ゴミ捨て場は分別されていますので、必ず分別しましょう。
受付時にゴミ袋をいただけるので、燃えるゴミはこの袋にまとめて捨てるようにしましょう。
使用済みの炭を捨てる「消炭入」もここに設置されています。

トイレは男女別で、ある程度清潔に保たれています。

なお、このスペースには自動販売機やコインランドリーも設けられています。

炊事場、コインランドリー、自動販売機
炊事場の外がゴミ捨て場です
炊事場の隣にトイレがあります

五色温泉ゆ〜ゆ〜ファイブ

サイトから徒歩5分ほど、受付をした公共の宿 浜千鳥の裏側に「五色温泉ゆ〜ゆ〜ファイブ」があります。
宿泊者の名前とサイト番号を伝えることで、通常料金より安く入浴することができます。

宿泊者の場合の入浴料は3歳から小学生までが400円、中学生以上が500円で、日によってはメンズデーなどのさらなる割引を受けれる場合もあります。

ロア
ロア

シャンプー、ボディソープ、ドライヤーなども備え付けられていますよ。

五色温泉ゆ〜ゆ〜ファイブ

芝生広場

サイトの眼下には広大な芝生の広場が広がっています。
また、芝生広場の一角にはアスレチックなどの遊具のある「わんぱく広場」があり、12歳までの子どもが利用可能です。

芝生広場には車や自転車の進入もないため、子ども達が自由に走り回って遊ぶことができ、遊具も小さな子どもから利用可能なものもあるため、子ども達が退屈せずにすごすことができます。

サイトから芝生広場を見下ろすことができます
芝生が広がる広大な芝生広場
子どもには嬉しいわんぱく広場
小さなお子さんが楽しめる遊具もあります

五色洋ランセンター

洋ランセンターでは、温室の中でお花や観葉植物の栽培や販売が行われています。
植物の鑑賞だけでも入ることができ、中ではアイスキャンディーなども販売されています。

また、蘭の栽培に挑戦したい方、栽培でお悩みの方など、初心者向けの洋ラン塾も開催されているようです。

ガラス温室で植物の栽培、販売を行っている洋ランセンター

夢工房

オートキャンプを一番奥まで進んでいくと、夢工房という建物が見えます。
夢工房では、うどん打ち体験、そば打ち体験など、毎月様々な体験教室が開催されています。

料理教室やアート作品の教室も開催されており、子どもが参加できるものもありますので、もし目的の教室があればタイミングを合わせて宿泊することでより一層楽しむことができます。

>>今月の夢工房体験メニュー

テニスコート、GOGOドーム

家族や友人でスポーツを楽しめる施設もあります。

テニスコートは屋外に6面のコートが設置されており、緑に囲まれた自然の中でテニスを楽しむことができます。
ナイター照明も設置されています。
宿泊していれば1時間880円から利用可能です。

GOGOドームは雨でも利用可能な屋内運動施設です。
テニス、フットサル、卓球、グラウンドゴルフなど、様々なスポーツを楽しむことができ、宿泊していれば1時間440円から利用可能です。

おすすめポイント

子どもが楽しめるアスレチック

小さなお子さんのいるご家族であればやっぱり嬉しいのはアスレチック!

幼稚園くらいのお子さんが遊べるものから小学校高学年の子どもが楽しめるものまで、たくさんの遊具が設置されています。
広大な芝生広場の一角にあり、目一杯走り回れるため、子ども達も退屈せずに過ごせるでしょう。

アスレチックや芝生広場はキャンプサイトの近くから見下ろすことができるため、お子さんの遊んでいる様子を遠くから見守ることもできます。

ロア
ロア

見晴らしのいい広場なので迷子の心配も少ないですね。

サイトに水道、AC電源あり

各サイトに水道とAC電源があるのは非常に嬉しいですね。
キャンプに行くとどうしても手が汚れたりするシーンも多々ありますが、トイレや炊事場まで行かずに手を洗ったりできるのでとても重宝します。

また、電源も使えるため、スマホなどの充電不足の心配もせずにキャンプの時間を過ごすことができます。

キャンプ道具のレンタルあり

一部のキャンプ用品はレンタル可能です。
テントやタープなどは持ち込みが必要ですが、以下の用品はレンタル可能ですので、キャンプ道具が揃っていない方は検討されてはいかがでしょうか。

品名レンタル料(税込)
バーベキューコンロ(網、木炭別途必要)1,540円
テーブル1,100円
イス(1脚)220円
カセットコンロ(カセットボンベ1本別途必要)1,100円
バッテリーランタン(単一乾電池4本別途必要)550円
調理セット(まな板、包丁、菜箸、おたま、フライ返し、缶切り)550円

農園体験

農園体験では収穫体験とオーナー体験農園という二種類の楽しみ方ができます。

収穫体験では季節に合わせた野菜や果物の収穫が楽しめます。
淡路島名物の玉ねぎはもちろん、季節が合えばいちご狩りも楽しめるため、家族連れやカップルの方にもおすすめです。

また、オーナー体験農園では玉ねぎを始めとする野菜の植え付けから収穫までを楽しむことができます。
3,000円から楽しむことができるため、定期的に訪れる方にとっては非常に楽しめるのではないでしょうか。

ロア
ロア

食物の収穫は小さなお子さんには非常にいい経験ではないでしょうか。

朝から利用可能な温泉

五色温泉ゆ〜ゆ〜ファイブの営業時間は10:30〜21:30です。
10:30からオープンしているため、筆者はチェックアウトの日に全ての片付けを終えてから入浴し、さっぱりして帰路につきました。

片付けはどうしても土埃がまったりして汚れたり埃っぽくなってしまいがちですので、片付け後に温泉に入れるのは嬉しいですね。

桜も見れる

季節が良ければサイトから桜を眺めることができます。

ロア
ロア

桜を眺めてお酒を飲みながらのキャンプなんて最高ですよね。

眺望の良いサイトをご希望の方は予約時のお電話で希望を相談されてみてはいかがでしょうか。

ペットOK

オートキャンプ場であればペットの連れ込みは可能です。
ただし、あまり吠えずに大人しいペットという条件付きですので、まわりの方への迷惑にならないよう、マナーは守りましょう。

ペットのことなどの注意事項

音楽禁止

キャンプ場で音楽を聴くことは禁止されています。

「キャンプでは絶対に音楽をかけたい」という方もおられるでしょうが、筆者はキャンプ場で音楽が鳴っているのは苦手なので、筆者のような方にとってはおすすめポイントです。

近くにコンビニあり

サイトから5分もかからない場所にコンビニ(ファミリーマート)があります。
歩いても10分程度でしょうか。
ウェルネスパーク五色に入る交差点に店舗があるため、入場時に必ず目につきます。
キャンプ中に何か不足があった時の買い出しに助かります。

ロア
ロア

午後10時以降は車の出入りは禁止なので、ご注意を。

注意点

薪が売っていない

現地では木炭や着火剤などを購入できますが、薪が販売されていません
周辺にはコメリやコーナンなどのホームセンターもありますが、いずれも車で20分ほどかかりますので、焚き火を楽しみたい方は薪を事前に購入しておきましょう。

なお、現地で販売されているものは以下のとおりです。

品名価格(税込)
木炭(3kg)660円
カセットボンベ330円
着火剤275円
網(40cm×60cm)550円
トング330円
324円
単一アルカリ乾電池(1本)220円
単三アルカリ乾電池(1本)110円
チャッカマン160円
各種調味料160円

水はけがあまりよくない

サイトは全面が土なので水はけはあまりよくありません
前日が雨であったり当日の悪天候が予想される場合はキャンセルも考えた方がいいかもしれません。

ロア
ロア

当日だけでなく前日の天気も要チェックです。

ちなみにキャンセル料は不要とのことですが、必ずキャンセルの連絡を入れるようにしましょう。

また行きたいキャンプ場

我が家では子どもたちが「またここに来よ〜」と言うくらいウェルネスパーク五色のキャンプ場を気に入りました。
筆者個人としては、以下のような点が好ポイントでした。

  • 各サイトが植栽で区切られていること
  • サイトに水道、AC電源があること
  • 子どもたちが退屈せずに過ごせること
  • 温泉に入って帰れること

本稿が関西圏でのキャンプを検討中の方などの参考になれば幸いです。







Pocket

タイトルとURLをコピーしました