夫婦で後悔した!子どもの習い事を選ぶ注意点!

子育て
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お子さんがいるご家庭では、何の習い事をさせるのがいいかと悩むことも多いかと思います。
子どもの興味、費用や時間、将来役に立つかなど、さまざまな視点から習い事を選ぶことになるでしょう。

筆者には小学生の子どもが二人いますが、これまでにいろんな習い事をして、やめたものや教室を変えたものもいくつかあります。
これらの習い事のなかには、「もっとこうしてあげれば良かった」、「こういう視点で見てあげれば良かった」と、夫婦で後悔したものもあります。

この記事では、これからお子さんに習い事をさせようと思っているパパママ、すでに習い事をさせている親御さんに、筆者の経験も踏まえて習い事を選ぶときのアドバイスをさせていただきます。
筆者のように後悔することなく、お子さんにあった習い事を選んであげるための参考になれば幸いです。

この記事の対象読者

・子どもの習い事選びに迷っている方
・子どもの習い事選びで後悔したくない方

我が家はこれで後悔した!

先生の指導に疑問

筆者の家庭では長女が幼いころからピアノ教室に通っていました。
時期にして4〜5年通ったときに、先生の指導方法に対して大きな疑問に感じる点があり、電話で何度かお話しさせていただくなどしました。
その時点では子どもは二人ともその教室に通っていました。

それをきっかけに、友人が通う別のピアノ教室に参加したところ、二人ともあっさりと「こっちの教室にしたい」とのこと。
結局、もとの教室はすぐにやめ、今では新しいピアノ教室の先生が大好きなようです。

子どもをよく見てあげればよかった

夫婦で後悔した点としては、人との関わりが大好きな長女が、もとのピアノ教室の先生をあとで考えるとあまり好いていなかったのを気づいてあげられなかったこと。
最初は親も一緒に教室に通っていたけれど、小学校中学年になって一人で通うようになったのも、理由の一つかもしれません。

親としては、新しい先生のもとに幼いころから通わせてあげていれば、もっとピアノが好きに、上手になったんじゃないかなと後悔してしまいます。
もとの先生のところに通った4〜5年は、幼い子どもにとっては、人生の大半です。

親が一緒に参加すると見えるものもありますが、親がいるかいないかで、指導の雰囲気が変わる先生もいるでしょう。
人との関わりが大好きという長女の性格と、ピアノに対する向きあい方のギャップに気づいてあげられなかったのは、親としては責任を感じてしまいました。

注意点

習い事が好きにも嫌いにもなる!

筆者の例からもわかるように、先生、指導者によって、好きだったことが嫌いにも、嫌いだったことが好きにもなります。
好きになる理由は「この先生が好き!」、「先生と一緒にやるのが楽しい!」、「たくさん褒めてくれる!」、「どんどん上手くなる!」といったもの。
反対に「先生が優しくない」、「全然褒めてくれない」、「上達しない」という理由で、やりたいと思っていたことを嫌いになるかもしれません。

筆者の妻も、幼いころに通っていたピアノ教室について、「先生が怖くて嫌いだった」と言っていました。
嫌いな先生との習い事を好きになれないのは当然かと思います。
一方で、子どもとの信頼関係を築くのがうまい指導者であれば、ときに厳しくても「この人と続けたい」と思ってもらえるでしょう。

子どもの声を聞いてますか?

習い事を迷っているご家庭であれば、お子さんに「こんなのがあるけど、やってみない?」と聞いてみましょう。
また、すでに始めている習い事がある場合も、お子さんの声を聞いてあげましょう。

子どもがやってみたいと思うことは、習い事を決める上での大切なポイントの一つです。
自分でやってみたいと言って始めたことであれば、子ども自身にも責任が生まれます。
やめたいと言ったときにも、なんでやめたいのか、しっかりと話しを聞くことができます。

子ども自身が興味を示していなくても、親御さんが将来必ず役に立つと感じることで、指導者が魅力的な習い事であれば、体験教室に参加させてみましょう。
指導者に魅力があれば、体験に行ってみることで、お子さん自身も興味をもつ可能性が高いです。
「行ってみてどうだった?やってみたいと思った?」と、お子さん自身の声を聞いてから判断しましょう。

すでに始めている習い事がある場合は、通ってみてどうか、先生と一緒にやってて楽しいかといった点を聞いてみましょう。
筆者のまわりのご家庭でも「ピアノは好きで続けたいけど、今の先生とはあわないみたいで」と、別のピアノ教室に替えられたご家庭もありました。
また、「今の先生になって、ピアノが楽しくなったみたい」とお話しされているご家庭もありました。

先にも述べたようにどんな先生に習うかで、好きなことがもっと好きになったり、嫌いになったりします。
反対に、嫌いだったことが好きになったり、もっと嫌いになったりすることもあります。
すでに習い事をされている場合は、「今の先生となら、(その習い事を)もっと好きになれそう?」と、聞いてみましょう。

夫婦や子どもの負担になりませんか?

ご夫婦の負担が大きすぎる習い事は、家族の関係にヒビが入る危険性もあるため、慎重に選びましょう。
ここでの負担は、経済的なものや精神的なもの、時間的な負担やご夫婦の一方ばかりが負担を強いられるものなど、さまざまなものを含みます。

子どもの成長にとって習い事以上に大切なものは、十分な睡眠、栄養のある食事、そして家族です。
習い事での時間的な負担が大きすぎて、十分な睡眠がとれないのは、成長の妨げになります。

また、経済的な負担が大きく、食費を切りつめないといけないようであれば、食事から十分な栄養を補えず、これも成長の妨げになりかねません。
「習い事が○○時まであるからしかたない」と、睡眠や食事をおろそかにするご家庭は意外に多いですが、子どもの成長のためには重要視すべきです。

子どもの健全な成長のためにもう一つ大切なのが、落ち着ける家庭環境です。
親御さんの経済的、精神的、時間的な負担が大きく、つねにご家庭がピリピリしているようであれば、子どもは敏感に感じとります。
ご夫婦どちらかの負担が大きく、夫婦仲にヒビが入りかねない場合も、要注意です。

経済的、精神的、時間的な負担が大きそうなものは、ご夫婦や親子でしっかりと話し合い、家族で納得できるものを選択しましょう。

習い事はこう選ぼう

体験教室は複数行くのが理想

先に述べた筆者の例のように、先生によってその習い事が好きにも嫌いにもなります。
そのため、体験教室の参加が可能で、通えるエリアに複数の教室がある場合は、体験教室にたくさん参加してみることをオススメします。

体験教室は各教室1,2回のため、そこですべてを判断するのは難しいでしょうが、先生のタイプや教え方のポリシーのようなものは見えてくるでしょう。
時間が許すようであれば、先生と直接お話ししてみるのがオススメです。
同じ教室に通っている知り合いがいれば、その方に聞いてみるのも、判断するのには有効です。

お子さんとの相性や、基礎的なことからしっかりと教えてくれる教室かどうかなど、複数の教室を体験すれば見えてくるものがあります。

親の理想を押しつけていないか

お子さん自身が興味をもてているかは、習い事をするうえで重要です。
親御さんが一方的に決めてしまうと、その習い事が嫌いになる恐れがあるからです。

親としては「これをやっていれば、将来必ず役に立つから!」と子どものためを思って勧めることもあるかと思います。
ですが、将来何に使うかもわからない勉強に本気で取りくめないのと同じで、小さい子どもにはなかなか親の気持ちは伝わりません。
子どもにとっては、大人になって役にたつというのは遠い未来で実感がないからです。

親御さんが「やってほしい」と思う習い事と、お子さんが「やりたい!」と思うことが違う場合は、お子さんの視点にたって考えてあげましょう。
それでも親御さんの視点でお子さんにやってほしいという習い事がある場合は、お子さんが納得できるまで話し合いましょう。

チーム競技はよく観察を

チーム競技の場合は、先生だけでなく、子ども同士の関わり合いもよく観察するのが大切です。
まわりの子との相性はどうか、孤立していないかなど、親としては気になる点は多くあります。
信頼できる友だちが一人でもいれば、大きな安心につながりますね。

観察してみて気になることがあれば、子ども本人や指導者に聞いてみるのがいいでしょう。
幼いころに仲間はずれにされるような経験をしてしまうと、うまく立ち直れない子もいるため、しっかりと見てあげるべきです。

その際、他の親御さんがどんな人かもある程度気にして、親同士の関わり合いが、あなた自身の精神的な負担にならないこともポイントです。
子どもの見学に来ているのにずっと親同士でしゃべっていたり、スマホばかり見てたりという親御さんも意外と多いです。
子どもに対する考え方が違いすぎたりすれば、親同士で無理に仲良くする必要もありません。

時間や費用の負担が大きすぎないか

時間や費用の負担が大きすぎると、親御さんのストレスは大きく、子どもにも余裕のない生活を強いることになる恐れがあります。
時間がないためにパパママがいつもイライラしていたり、ちょっとしたお出かけに行く余裕もなくなってしまいます。
子どもの成長のためには、習い事も重要ですが、親子の触れあいも大切にしたいところです。

生活費に占める習い事の費用負担が大きすぎると、子どもの成長に応じて出費が増えていくことで、その度にイライラ、ヒヤヒヤしなければなりません。
プロを目指すならともかく、家族や友だちと遊ぶ時間を0にしてまで時間をかける習い事は、子ども自身や家族としっかりと話しあった上で、慎重に決定すべきかと思います。

費用に関しては、習い事以外の生活費をかしこく使うことで、意外と余裕が生まれることも多々あります。
習い事を始めるに際して、経済的な余裕をもちたいというご家庭は、以下の書籍などを参考に、少しの工夫を取りいれてみるのをオススメします。
イラストも多様されているので、普段あまり本を読まない方にもオススメの一冊です。

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おわりに

子どもの習い事は、選び方を間違えると、好きだったことが嫌いになる危険性があります。
反対に、いい環境で習い事ができれば、嫌いだったこと、苦手だったことが好きになることもあります。
そのためには体験教室や普段の教室で楽しめているか、その子らしさが発揮できているかなど、お子さんをよく観察するのが大切です。

我が家はピアノ教室で「もっと早くこっちの教室に通わせてあげればよかった」と後悔しました。
初めから完璧な習い事を選んだり、信頼できる先生が近くで見つかるかなど、納得できる習い事を見つけるのが難しいことはわかっています。
ですが、筆者の家庭での経験が少しでもあなた自身の役に立てば幸いです。
子どものために、親が協力できるところは頑張ってあげたいですよね。

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