言われないと動かないお子さんに毎日イライラしていませんか?
子どもが自分から行動してくれないのは親が言ってからやればいいやと思っているからかもしれません。
それが続くと、どこに行っても言われないと動けない子どもになってしまうかもしれません。
であれば、お子さんがやらなきゃいけないことを視覚的に認識できるようにしてみてはいかがでしょうか。
我が家では、「朝起きたらやること」と「学校から帰ったらやること」を子どもがチェックできる「やることボード」を使っています。
その結果、親に一つ一つ言われなくてもある程度子ども自身で動けるようになりました。
この記事では、「やることボード」による5つのメリットを紹介しています。
お子さんが自発的に行動せずにお悩みのご家庭の参考になれば幸いです。
本稿の対象読者
・一つ一つ言われないとやらないお子さんにお悩みのご家庭
・やり忘れや忘れ物の多いお子さんが心配な親御さん
やることボードとは
やることボードとはその名のとおり、やることを示したボードのことです。
市販されているものの多くは、マグネットとそれを取りつけるボードで構成されています。
何をしなければいけないかをチェックし、やり終わったことはマグネットを動かせばOK。
工夫すれば100均の商品を組み合わせて自作することも可能ですので、デザインなどにこだわらなければ非常に安く手に入れることができます。
我が家では小学生の長女に対して、「朝起きたらやること」、「学校から帰ったらやること」の二段構成にしたボードをリビングの壁に取りつけています。
セリアやダイソーなどの100均の商品を組み合わせて妻が自作しました。
これまでは「ハミガキした?」、「学校の用意した?」、「連絡ノート書いた?」と一つ一つ確認しなれければなりませんでした。
ですが、やることボードがあればお風呂のあとなどのタイミングで「ボードはチェックした?」と確認するだけで、子どもが何をやり忘れているかをまとめて確認してくれます。
5つのメリット
自分で動くきっかけに
やることボードがおうちの目につくところにあれば、子どもが自分で「何をしていないか」を視覚的に確認することができます。
これまでは親に言われないと動くきっかけがなかったのが、「これやってなかった!」と目で認識することができ、行動のきっかけとなります。
確認する習慣が身につく
やることボードなどがなければ、「何をしなければいけないか」を子どもが自分でチェックするツールがないため、確認する術がありません。
頭の中でやらなければいけないことを整理し、行動できればいいですが、小さな子どもには少しハードルが高いです。
そのため、視覚的にチェックできる「やることボード」をおうちの目につくところにおいておくのは、子どもが自分で確認する習慣を身につける意味でも有効です。
やり忘れや忘れ物を防止できる
やることボードには、よくやり忘れることや忘れ物するものを書いておくのも有効です。
例えばこのご時世、毎朝の体温を連絡しなければいけない学校も多いかと思いますが、やることボードに書いておけば忘れずに連絡できます。
また、タブレット学習が進むなかで、家で使ったままのタブレットをよく忘れるご家庭であれば、朝やることに「タブレット」と書いておけばいいでしょう。
大人でも仕事でやることや持ち物が多ければリストに書き出しますよね。
子どもにも視覚的に忘れ物がないかなどをチェックできるツールを用意してあげましょう。
親子で確認できる
やることボードは壁にはるなど目につくところに設置するため、お子さんだけでなく、親御さんの確認にもなります。
お子さんが大事なことをやり忘れてたり、サボっていたりすれば、すぐにわかります。
掲示しておくことで、家族みんなが確認できるというのも、やることボードのメリットの一つです。
親が言わなくてよい
やることボードによってやることが明確になれば、親が「宿題やった?」、「時間割した?」などとあれこれ言う回数が格段に減ります。
言われないと動けない大人にならないために、子どもが自分で確認し、言われずにも動ける環境作りをしてあげましょう。
かわいい「やることボード」
ここからは通販サイトなどでも購入できる「やることボード」をいくつか紹介します。
市販のものだけあって、おしゃれなもの、かわいいものもありますので、お気に入りの一つが見つかるかもしれません。
ミテテ こどものかくにんボード
こちらは現役ママの声からうまれたミテテ(metete)の「こどものかくにんボード」。
「準備」タイプと「おうち時間割」タイプの2種類が販売されており、お子さんの目的に合わせて選ぶことができます。
忘れ物の多いお子さんであれば「準備」タイプ、おうちで自主的に行動してほしいのであれば「おうち時間割」タイプがおすすめ。
また、「準備」タイプはランドセルや手提げなどのカバンの種類ごと、「おうち時間割」タイプは朝、放課後、夜の時間ごとに項目分けできます。
どちらのタイプもかわいいイラスト付きのマグネットを使用し、できた項目はマグネットを裏返せばOK。
購入者からは、これまで時間がかかっていたお子さんがスムーズに宿題などにとりかかるようになったとの評価がみられます。
また、かわいいデザインを気に入られている親御さんも多いようです。
ミテテ みてみてできたよボード
同じくミテテ(metete)から販売されている「みてみてできたよボード」。
こちらはボードのオモテ面が「朝」、ウラ面が「夜」と、一枚のボードの両面を使うタイプです。
とても愛らしいデザインのボードで、できた項目はマグネットを動かせばOK。
スタンドも付いているため、壁にはるだけでなく、テーブルなどに置いて使いことも可能です。
マグネットもかわいいイラストでデザインされているため、文字の読めない小さなお子さんでも使うことができます。
購入者のコメントをみると、園児から小学校低学年のお子さんへの評判がよく、かわいらしいデザインを気に入っている方も多いようです。
ミテテ おうちのようびボード
こちらもミテテ(metete)から販売されている「おうちのようびボード」。
こちらは曜日別にやることを整理でき、習い事の多いご家庭向きです。
習い事に行く日や練習にとりくむ日を掲示しておけば、お子さんが習い事に行くのを忘れたり、練習をサボったりするのを防止できます。
また一週間の予定が確認できるため、翌日以降の準備もスムーズにできます。
マグネットにかわいいイラストのシールをはって使用する形で、二段構成になっているので兄弟で使用可能です。
裏面はホワイトボードになっているので、家族の伝言板としても使うことができ、利便性の高い商品となっています。
購入者によっては、縦軸を兄弟ではなく、時間別(午前、午後)に使用されている方もおられるようです。
ボードの自由度が高いので、ご自身にあった使い方をしやすいようです。
コモライフ 準備OK こどもチェッカー
こちらはコモライフから販売されている「準備OK こどもチェッカー」。
6つの項目のシールをはり、それに対応するチェック(マルバツ)を動かすだけのシンプルなもの。
ボードではなくチェッカーということで、サイズもここまで紹介した商品よりもかなり小ぶり。
少し大きなキーホルダーとしてつけれるくらいのサイズ感で、ランドセルにつけておけば登校前に忘れ物がないかを確認できます。
イラスト付きの20種類のシールだけでなく、自由に書き込めるシールもたくさん入っているため、お子さんに合わせて様々な項目を書き足せます。
子どもだけでなく、大人で使っている方もおられるようで、習慣になれば「必需品」という声も聞かれます。
場所をとらないため、インテリアを崩したくないという方にもおすすめです。
OURHOME できたよマグネット
最後はOURHOMEより販売されている「できたよマグネット」。
この商品はマグネットのみとなっており、冷蔵庫などに貼りつけて使用します。
かわいいデザインのマグネットで、できたものを裏返せば「できた」と書かれたニコちゃんマークが。
どちらかというと小さな子向けで、園児さんから小学校低学年のお子さんにおすすめです。
子どもでもわかりやすいイラストで描かれているため、まだ字を読むことができないお子さんでも利用可能です。
購入者からはシンプルで小さい子どもでもわかりやすいとの声がみられます。
一方でマグネットの項目があまり多くないため、自由に書き込める白紙のマグネットを上手に活用する必要があるかと思います。
納得の商品がなければ自作も
ここまで市販の商品を紹介してきましたが、もし「これだ!」と納得できる商品が見つからなければ自作するのもアリ!
ご自身で作られる場合、見栄えは市販のものに劣るかもしれませんが、使い勝手は自由自在にアレンジできます。
自作する際に最低限必要なのはマグネットとそれがつけられるボード。
無地のマグネットにかわいいシールなどをはるのも子どもの気分があがるのでおすすめです。
線などはペンで書き込むのもよいですが、マスキングテープなどを使用すると個性がでて見栄えもよくなります。
いずれの商品も100均で購入できるものばかりです。
また、通販サイトでも様々なものが扱われていますので、楽天などで素材を集めることでオリジナリティあふれるボードにすることができます。
↓↓↓壁の傷が目立たない!フレームの色も選び放題のホワイトボード
↓↓↓マーカーもチョークも使える!マグネット対応のアンティークブラックボード
↓↓↓シールをはって使いやすい。フラットな白無地マグネット10個入(直径18mm)
↓↓↓すみっコぐらしシール。直径13mm
↓↓↓アレンジし放題!白無地の丸シール(直径15mm)
↓↓↓カラーも幅もラインにぴったり!幅5mmのマスキングテープ
おわりに
お子さんが行動するために毎日同じことを言わなければいけないようであれば、お子さんが自分で行動できるように工夫してみましょう。
やることボードは、この記事で紹介したようにメリットがたくさんある一方、コストや手間があまりかからないお手軽なツールです。
「おうちでの行動や忘れ物が少しでも改善されればいいな」という軽い気持ちで試されてみてはいかがでしょうか。