【感想】ひみつの魔女フレンズに小学生がハマる理由や対象年齢を解説

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小学生のお子さんがいるご家庭では「子どもが全然本を読まなくて‥‥」、「本といえばマンガばかりで‥‥」と心配されている親御さんも多いのでは?

親としては幼いうちに読書の習慣がつくといいなと思いながら、お子さんがなかなか文章量のある本を読まずに不安に感じているご家庭も多いかと思います。
そんなご家庭はもしかすると、お子さんが夢中になれる本を見つけられていないだけかもしれません。

筆者には小学生低学年の娘がおり、購入した本や学校の図書館で借りてきたものなど、週に3,4冊の児童書を読んでいます。
たくさんの本を読んでいる中で最近、特に夢中になって読んでいるのが「ひみつの魔女フレンズ」シリーズ。
2022年5月時点で4巻まで発刊され、現在も継続中のシリーズ作品です。

1冊170ページ前後で構成されているため文章量もそこそこあり、女の子が好きな要素に溢れているため、小学生低学年から高学年までオススメの作品です。

この記事では「ひみつの魔女フレンズ」シリーズの魅力を紹介しています。
小学生の娘さんが夢中になれる本をお探しのご家庭なら、ぜひチェックしてみてください!

この記事の対象読者

・小学生のお子さんにオススメの本をお探しの方
・お子さんが本を読まなくて心配されている方
・ひみつの魔女フレンズシリーズが気になっている方

ひみつの魔女フレンズとは

現在4巻まで発売中のシリーズもの

ひみつの魔女フレンズは2021年に学研プラスから出版された児童書。
2022年5月時点で4巻まで出版されているシリーズ作品です。
4巻までは3〜4ヶ月のペースで出版されており、5巻も2022年の秋から冬ごろに出版予定となっています。

対象年齢は小1〜小6となってるが‥‥

学研出版サイトのHPでは、対象年齢は小1〜小6となっています。
漢字にはふり仮名がついているので、小学1年生でも問題なく読めます。

ただし、170ページ前後とそれなりの文章量がありますので、学校での音読など、少し文章に慣れてきた2年生くらいからがオススメです。
小1にしては文章量が多く、児童書などの本を読み慣れていないお子さんだと苦労すると思います。

ロア
ロア

園児さんや低学年向けの児童書に比べて字も小さいので、そこそこ文章量があります。

著者/宮下恵茉、イラスト/子兎。

著者は京都市在住の児童文学作家、宮下恵茉さん。
2022年現在、ご自身の活動と併行して、大阪にある梅花女子大学で准教授を務めておられます。
2007年に発表した作品「ジジ きみと歩いた」で小川未明文学賞大賞、児童文芸新人賞を受賞するなど、高い評価を受けておられる作家さんです。

またイラストレーターの子兎。さんが表紙や作中の挿絵などを描かれています。
小学生の女の子がとても好きそうな、とてもかわいらしいイラストが印象的です。

シリーズの魅力

「ひみつの魔女フレンズ」シリーズは、小学生の女の子が夢中になれる要素が散りばめられています。
ここではそれらの魅力を紹介していきます。

女の子を惹きつけるイラスト

本の印象を決めるのは表紙や作中のイラストではないでしょうか。

イラストレーターの子兎。さんの描く絵は小学生の女の子が一目で気に入るかわいらしさ。
多くの女の子が「読んでみたい」、「読んでみようかな」と思うとてもかわいいイラストです。

ロア
ロア

私もこの作品を見たとき「うちの子絶対好きやわ」と思いました。

いくらお話が面白くても、表紙やイラストがイマイチだと、見た目から入るお子さんの興味はあまりひかないですよね。
本を読む習慣のないお子さんであれば、見た目の第一印象はとても大切です。

普通の女の子と魔法の世界

小学生が夢中になる児童書では、親近感を抱きやすい同年代の子を主人公として描かれることが多くあります。
本書の主人公カオルも、読者の子どもたちと同世代の小学4年生の女の子。
自分たちと同じ普通の人間の女の子がひょんなきっかけから魔女と友達になり、魔法の世界を行き来するようになるというストーリーで、幼い子どもたちは夢中になること間違いなし。

我が家の娘も「マジスト(魔女たちが暮らす街)に行ってみたい〜!」と言いながら、あっという間に読破してしまっています。

かわいい魔女と魔法の世界

このお話に登場する魔女も読者の子どもたちと同年代の女の子。
魔法学校にかよう小学4年生の魔女ルオカがもう一人の主人公です。

ルオカは、カオルたちが困っていることをきっかけに人間の女の子たちを魔法で助けることに。
そこから、人間と魔女の女の子同士の交流がはじまります。

ロア
ロア

素直なカオルと天邪鬼なルオカという対象的な性格です。

魔女ルオカは、人間の世界から魔法の世界に来れるマジカというカードをカオルに託し、カオルは魔法の世界に行き来できるようになります。
魔法の世界は女の子にとって魅力的なものやお店に溢れ、読者の子どもたちの気持ちを代弁するように、カオルがとてもときめきながら魔女との交流を楽しんでいきます。

マスコット的キャラクター

他の児童書やプリキュアなどのアニメと同じく、本書でもマスコット的なキャラクターが登場します。
魔女ルオカの世話役として登場するのが使い魔バニラというハムスターのような小さな動物。
カオルに対して照れ隠しで天邪鬼な態度をとってしまう魔女ルオカの本音を代弁したり、つねにルオカと行動をともにしています。

女の子が好きになる本やアニメには小さな動物などのマスコット的キャラクターの存在が大切ですね。

ロア
ロア

我が家の娘も「バニラめっちゃかわいい」と大絶賛でした。

魅力的なアイテム

憧れるようなアイテムの存在も、子どもたちを惹きつける魅力の一つです。
魔法の世界と人間の世界を行き来できるカード(マジカ)や魔法のステッキなど、魅力的なアイテムは子どもたちの心を掴むのにとても重要です。

文章量もたっぷり

かわいい表紙や挿絵のイラストが印象的な作品ですが、文章量もそれなりにあって、子どもにとっては読み応え十分。
各巻とも170ページ程度で構成されており、結構な文章量があります。

本を読み始めたばかりの小学校1年生には少し読むのが大変かと思いますので、小学校2年生くらいのお子さんからがオススメです。
高学年でも十分読み応えのあるボリュームです。

ちなみに、もう少し文章量の少ない本から読書をはじめたほうが、と感じるようであれば「ルルとララ」シリーズもおすすめです。
こちらも読者と同世代の女の子たちが主人公で、おかし作りを楽しみながらストーリーが進んでいき、作中のおかし作りのレシピも掲載されています。
以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

児童書に電子書籍はおすすめしない

「ひみつの魔女フレンズ」シリーズは電子書籍も販売されています。
ですが、児童書に電子書籍はオススメしません。

様々な研究から、同じ内容の本を読んだ場合でも電子書籍は紙の本に比べて、読んだ内容が記憶に残りにくいことがわかっています。
また、タブレットなどで読むことになり、読書以外の様々な魅力をもつタブレットでは、子どもは読書以外のことも気になり、読書に集中できません。
加えて、長時間にわたって画面を見続けることによる目への影響も気になるところです。

これらのことから、児童書は紙の本で購入されるのが絶対にオススメです。

おわりに

お子さんが読書をしない、本といえばマンガばかりとお悩みのご家庭は、お子さんが夢中になれる本を見つけてあげてほしいです。
小学生の女の子であれば、女の子が好きな要素が散りばめられた「ひみつの魔女フレンズ」シリーズはとてもオススメです。

小学校低学年の我が家の長女が読み、私自身も目を通した感想としては、「小学生女子なら絶対好き」な本という印象です。
イラスト、お話とも、小学生の女の子が好きな雰囲気に溢れています。

一冊1,000円くらいでお子さんに読書習慣が身につくかもしれないと考えれば、コスパのいい買い物ではないでしょうか。
少しでも気になった方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

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