ルルとララシリーズのおすすめ作品や対象年齢は?小学生に人気の本

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小学生に人気の児童書「ルルとララのおかしやさんシリーズ」。
お子さんが興味をおもちのご家庭も多いかと思います。

シリーズで2024年10月現在、レシピブックなども含めると30冊以上が出版されており、「子どもが読みたがってるけどどれを買えばいいかわからない」という親御さんも多いのでは?
また、「うちの子にはまだ早いのかな?」と、対象年齢などの面で迷われている方もおられるかもしれませんね。

この記事では、ルルとララシリーズについて、おすすめ作品や対象年齢を紹介するとともに、子どもの読書がもたらすメリットも解説しています。

我が家でも長女がなかなか文章量のある本を読まず、「大丈夫か?」と心配になる時期もありました。
ですが、今では週に3.4冊の児童書を自分で読むほどの読書好きとなっており、ルルとララシリーズはそのきっかけとなった一冊です。
お子さんが「あまり本を読まない」と心配されている親御さんであれば、ぜひ一冊手にとってみてもらえればと思います。

この記事の対象読者

・ルルララシリーズのおすすめ作品や対象年齢を知りたい方
・お子さんがルルララシリーズに興味をお持ちのご家庭
・お子さんにあった本、読書のきっかけとなる一冊をお探しの方

読書で身につく力

読書が子どもに与えてくれるものとしては、以下のようなものが考えられます。
その一方でこれといったデメリットもないため、習慣的に読書を行うことはお子さんの成長にとって非常に大切と言えます。

読書によって身につく力
・読解力、文章力
・集中力
・想像力
・知識
・漢字(文字)

今後の勉強や日常生活で、「読解力」「文章力」は多くの分野において必要となる能力です。
文章を正しく読みとる、書き手の意図を正しく理解する、といった力を養うのに読書以上の方法はないでしょう。
また、読み手に正しく伝わる文章を書ける文章力を養うのも同様です。

私も普段の仕事のなかで、正しい文章、わかりやすい文章を書けない大人が多いことに驚くこともしばしば。
自分の子供には幼い頃にたくさんの文章に触れることで、「読解力」「文章力」をしっかりと身に付けてほしいものです。

また、大好きな本に出会い、その世界に夢中になれれば「集中力」が身につきますし、挿絵に描かれていない部分をイメージする「想像力」も養うことができます。
これらは多くがイラストとして目に入ってくる漫画やアニメでは得られないものです。

ロア
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読書に集中してくれれば、パパママの自由時間も増えますよ!

当然、本に書かれていることに触れることで「知識」も得られますし、多くの文字に触れることで漢字やカタカナといった「文字を覚える」こともできます。

本を読まない子どもに比べ、小さなころから日常的に読書を行うお子さんは、このような力を身につける機会が多くなるのは当然です。
そのためには、幼いうちに夢中になれる本に触れ、本が好きになることが重要かと思います。

「ルルとララシリーズ」とは

対象年齢は小1〜小4くらい

「ルルとララシリーズ」は、岩崎書店から出版されている女の子向けの児童書で、小学校1年生から4年生くらいのお子さんに人気の作品です。
我が家の長女は、小学校1年生のころから、このシリーズを読んでいました。
文章量がそこまで多くないので、文字が読めるお子さんであれば、小学校1年生から問題なく読めるシリーズです。

ロア
ロア

私の地域の図書館では小学3年生のランキング1位に選ばれていました。

作者のあんびるやすこさん(作・絵)は、テレビアニメーションの美術設定や玩具の企画デザインの仕事を経て、絵本や児童書の作家になられた方です。

ちなみに、この年代のお子さんが夢中になるシリーズものといえば、「ミルキー杉山のあなたも名探偵シリーズ」もオススメです。
ルルとララシリーズとはまったく毛色の違うお話ですが、30年つづく推理モノとして子どもたちに長く愛されている作品で、我が家の長女も大好きなシリーズ。
様々な事件について、子どもたちにトリックを考えさせるような構成となっていて、考える力が身につく作品ですので、気になった方は以下の記事をチェックしてみてください。

あらすじは?

物語の舞台は主人公である小学生の女の子、ルルとララが店長をつとめるおかし屋さん。
書籍ごとに「チョコレート」や「いちごのデザート」などのテーマが決まっており、ストーリーの中でそれらのスイーツを作っていきます。

お客さんは主に森に住む動物たち。
時には困難なシーンを乗り越えながら、おかし作りで動物やまわりの人たちを幸せな気持ちにしていきます。

また、物語のなかで登場するスイーツのレシピも掲載されています。
火や包丁を使わなくても作れるものばかりなので、小学生のお子さんでもお母さん、お父さんと協力しながらイラストで出てくるスイーツを作ることができます。

シリーズは2005年に「ルルとララのカップケーキ」が出版されて以降、2024年10月現在、レシピブックなども含めると30冊以上が発刊されています。
シリーズトータルとして200万部以上を出版する人気作品です。
また、作者のあんびるやすこさんは、累計で450万部以上を出版する超人気作家です。

親御さんの世代であれば「わかったさんのおかしシリーズ」を幼いころに読んだ方も多いのではないでしょうか。
本の構成はわかったさんによく似ていますが、わかったさんのほうが夢のような世界に行ってしまたりと、よりファンタジーチックな印象を受けます。

ルルララは登場するキャラクターが動物ではありますが、物語自体はわかったさんより現実的な印象です。
ちなみにわかったさんは登場して30年以上がたちますが、今の子どもが読んでも面白いようですので、気になった方は以下の記事をチェックしてみてください。

ルルとララシリーズをおすすめする4つ理由

ここからは、「ルルとララのおかしやさんシリーズ」を小学生の女の子の読書におすすめする4つの理由を解説していきます。

女の子に好まれるストーリー

主人公は、読者のお子さんが親近感を抱きやすい「小学生の女の子」。
また、お客さんは森のかわいい動物たちで、ネコやネズミなど毎回様々なキャラクターが登場します。

自分たちに近い小学生の女の子が、動物たちを喜ばせるために様々な工夫、アイデアで困難に立ち向かう。
その合間ではおいしそうなスイーツが登場し、「自分でも作ってみたい」と思わせてくれる。

私自身もこの作品を読みましたが、小学生の女の子が夢中になる要素を上手に取り入れた作品だと感じました。

愛らしいイラスト

イラストは子どもでも描けそうなシンプルで愛らしい雰囲気のものです。
ルルララの着ている衣装や動物たちは非常にかわいく描かれており、その一方でスイーツはとてもおいしそうに表現されています。

「自分でも描けそう」と思わせてくれるくらいのシンプルでかわいらしいキャラクターが、幼い子どもには親しみがわいて受け入れやすいのかもしれませんね。

ちょうど良い文章量

各巻、70ページ程度で構成されています。
これまで絵本ばかり読んできた小学校低学年のお子さんにとっては、そこそこのページ数に感じるかもしれません。

ですが、ほとんどのページにかわいいイラストが入っており、途中にはスイーツのレシピも掲載されています。
一方で、イラストばかりで読み応えがない、というほど文章が少ないわけでもありません。

ロア
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小学校低学年でもその日に読めるくらいのボリュームです。

小学校低学年で、自分で文章を読むようになってきたお子さんにはちょうど良い文章量かなと思われます。
漢字にはフリガナがふられていますので、大人の力を借りる必要もありません。

なお、「読んでみたけど、うちの子には文章量が少なすぎた」とお感じのご家庭であれば、「ひみつの魔女フレンズシリーズ」などもオススメです。
対象年齢は小学校1年生〜6年生となっていますが、ルルとララシリーズに比べると文章量はかなり多め。
親近感を抱きやすい普通の女の子が魔女や魔法の世界に触れ合うなど、女の子が夢中になる世界が描かれていますので、気になる方は以下の記事をチェックしてみてください。

親子のコミュニケーションにも

ここまでにも紹介したとおり、本のなかではルルララの世界に登場するスイーツのレシピが掲載されています。
包丁や火を使わずに、小さなお子さんでも作れるものばかりですので、お父さん、お母さんと一緒にスイーツ作りを楽しむことができます。

我が家でもマカロンやスイートポテト、ガトーショコラなど、本の世界に登場したスイーツを長女が妻と協力して作ってくれました。
子どもにとっては本のキャラクターと同じスイーツを食べれることが嬉しく、また親御さんにとってもお子さんと一緒に料理をできることはとても喜ばしいことかと思います。

ロア
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「マカロンって家でこんなに美味しくできるんや」と驚きました。

読書以外の部分で楽しむことができるという意味でも、「ルルとララシリーズ」はおすすめです。

通販サイトでも多くは送料無料

通販サイトで購入する場合、amazon、楽天とも送料無料で販売されているところも多く、在庫があれば正午までの注文で翌日に届くなど、通販サイトの「送料と時間がかかる」といったデメリットは問題ありませんね。

ルルララシリーズは2024年現在、amazonや楽天で電子書籍でも販売されています。
ですが、子どもの本ということもあり、電子書籍は個人的にはオススメしません。

世間にスマホや電子書籍が定着して10年ほどがたちますが、電子書籍は紙の本に比べて記憶に残りにくい、読むのに集中できないなどのデメリットも研究でわかっているようです。
我が家では子どもの読書には、今後も紙の書籍を利用し続けたいと思っています。
大人でもスマホやタブレットを見てると、気づけは本来の目的を忘れて違う作業をしてしまうことも多いですからね。

スマホやタブレットに依存することの怖さは、以下の書籍で詳しく紹介されていますので、気になる方はチェックしてみてください。

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おすすめ作品5選

ではここからは、30作以上ある「ルルとララシリーズ」の中でオススメの作品を5つ紹介していきます。
ちなみにシリーズものではありますが、それぞれのお話がつながっているわけではないため、特に順番を気にせず、気になった作品から読む形で大丈夫です。

ルルとララのカップケーキ

最初に紹介するのはシリーズの第1作、「ルルとララのカップケーキ」です。
ルルララシリーズを最初から見たいという方はまずこの作品からですね。
テーマも「カップケーキ」という取り組みやすいものですので、これから親子でおかし作りを楽しみたいご家庭にもピッタリではないでしょうか。

ルルとララのチョコレート

2020年に発表された「第2回 小学生がえらぶ “こどもの本” 総選挙 ベスト100」シリーズ最高位にランキングされたのが「ルルとララのチョコレート」。
12万人の投票で、「ヨシタケシンスケさん」の人気作や「おしりたんていシリーズ」が上位を占めるなか、43位に選ばれています。

ロア
ロア

様々なジャンルの「こどもの本」の中で43位はすごいですよね!

みんな大好きなチョコレートをテーマにしているため、バレンタインデーやクリスマスに手作りチョコを作るのにピッタリ。
シリーズ最高位にランキングされたのも納得ですね。

ルルとララのコットンのマカロン

同じく2020年の「小学生がえらぶ “こどもの本” 総選挙 ベスト100」64位にランクインしたのが「ルルとララのコットンのマカロン」。
あんびるやすこさんの書籍「なんでも魔女商会」のキャラクターも登場し、お友達とのお別れに様々な色や形のマカロンを作ります。

我が家でも長女が妻と協力してハート形のマカロンを作ってくれ、「家でこんなにおいしいマカロンできるんや!」と感動したことを覚えています。

ルルとララのきらきらゼリー

2020年の「小学生がえらぶ “こどもの本” 総選挙 ベスト100」で「ルルとララのコットンのマカロン」と同率で64位にランクインしたのが「ルルとララのきらきらゼリー」。
完全に女の子向けの作品ながら、ベスト100に3作品もランクインしていることからも、このシリーズの人気の高さがわかりますね。

同作は、シリーズ3作目の作品。
女王さまの誕生日パーティに「たべられる宝石」を依頼されたことがきっかけでゼリーを作ることになったお話です。
ゼリーだとオーブンなども使わないため、小さなお子さんでも安心しておかし作りを楽しめますね。

ルルとララのガトーショコラ

最後に紹介するのは、2022年に出版された「ルルとララのガトーショコラ」。
いつもより早く冬眠から目覚めたハリネズミのローラを喜ばせるためにガトーショコラを作るお話です。

我が家では長女がおじいちゃんの誕生日ケーキに一生懸命ガトーショコラを作っていました。
子どもでもしっかりとしたケーキ作りが楽しめるのがおすすめのポイントです。

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おわりに

「ルルとララシリーズ」は、お子さんの読書だけでなく、親子でのお料理を楽しむことができるため、非常におすすめの作品です。
またシリーズ作品ですので、一作読むと「次はこの本がほしいな」と、お子さんが本を読むのに前向きになってくれます。

通販サイトでも送料無料で購入できるため、お子さんが夢中になれる本が見つからない親御さんは、試しに一冊購入されてみてはいかがでしょうか。

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